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【9月17日の中国本土市場】
2014.09.17 17:58
主要指数はそろって反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.49%高の2307.89ポイント、A株指数が0.49%高の2416.01ポイント、B株指数が0.84%高の261.32ポイント。深セン市場はA株指数が0.65%高の1327.73ポイント、B株指数が0.67%高の967.27ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3358億元にとどまり、前日に比べ約32%減少した。
上海総合指数は前日終値と節目の2300ポイントを挟んで一進一退。後場寄り後に本日の安値を付けたが、その後は騰勢が増し、本日の高値付近で取引を終了。終値で2300ポイントを回復した。中国人民銀行(中央銀行)が短期流動性ファシリティー(SLF)を通じ、五大銀行に総額5000億元のマネタリーベースを供給したという報道が流れ、その内容に基づけば預金準備率を0.5ポイント引き下げた場合と同様の緩和的措置であることから、地合いがやや改善した。一方、11社のIPO(新規公開)が来週にも実施されるという情報もあり、需給悪化懸念も強まった。投資家心理はやや慎重となり、売買代金は3日ぶりに4000億元を下回った。上海市場は6割半の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の6割だった。北朝鮮の金正恩・第一書記が近く中国を訪問するという報道を受け、中朝貿易などの関連銘柄が買われた。また、新型都市化の試験地域として新たに62カ所が選ばれ、不動産株も総じて堅調。このほか雲南省の地方国有企業が大規模な投資誘致を始めたことから、同省の地場系銘柄も軒並み高だった。
昨日はほぼ全面安だった上海B株市場だが、本日は9割近くの銘柄が反発した。石炭化学産業の発展計画が近く発表されるとの報道を受け、これを主力事業とする丹化化工(900921.SS)が上昇率1位の3.58%高。また、中朝貿易の関連銘柄が買われ、渤海湾に面した港湾の関連銘柄が堅調。天津海運(900938.SS)が上昇率3位の2.45%高だったほか、錦州港務(900952.SS)が1.65%高。都市化とインフラ建設を加速する方針を李克強首相があらためて強調し、下水処理事業の上海陽晨投資(900935.SS)が上昇率2位の3.10%高だった。
深セン市場は上昇銘柄が8割に上った。都市化を加速する政府方針や人民銀のマネー供給を背景に、中小型の不動産株の上昇が目立ち、深セン特区不動産(200029.SZ)が5.76%高、承徳南江(200160.SZ)が4.39%高、広東雷伊(集団)(200168.SZ)が3.75%高となり、上昇率の1~3位に並んだ。合肥美菱電器(200521.SZ)は重役の自社株購入を好感し、1.33%高。一方、値下がり銘柄では深セン中国自転車(200017.SZ)が3.99%安と続落し、2日連続で下落率1位となった。(中国部・千原)
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