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【9月5日の香港市場】
2014.09.05 18:08
主要指数はハンセン指数が前日比0.22%安の2万5240.15ポイントと、小幅ながらも続落。H株指数は4日ぶりに反落し、0.15%安の1万1368.34ポイントだった。ただ、レッドチップ指数は0.002%高の4914.80ポイントと、かろうじてだが反発した。メインボードの売買代金は前日に比べてわずかに減少し、概算で839億6200万HKドルだった。
週末の香港市場は利益確定売りに押され気味の展開。主要指数は概ね小安く推移した。前日発表された米国のADP雇用統計が市場予想を下回ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の理事も労働市場の需給に緩みがあると発言。これにより今晩発表される米雇用統計が下振れするとの警戒感が広がり、投資家心理を重くした。また、中国や香港が来週に中秋節の休暇を迎えることから、一部で様子見ムードもみられた。もっとも、香港・上海の両取引所など関係4機関が「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)の詳細について合意に達したことが伝わり、地合いを下支え。欧州のさらなる金融緩和、ウクライナ・ロシア間の停戦観測なども支援材料となり、指数の下げ幅は限定的。レッドチップ指数は大引け間際に終値をプラスに乗せた。
マカオのカジノ株が概ね軟調だった。あらためて足元のカジノ収入の伸び悩みが嫌気され、銀河娯楽(00027.HK)が1.39%安、サンズチャイナ(01928.HK)が1.02%安。最大手の澳門博彩控股(00880.HK)も1.04%安に沈んだ。また、足元の米ドル高基調や、米国内での原油在庫減少を背景に原油相場が調整。これを受け、中国石油天然気(00857.HK)が1.20%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.51%安と石油株も低迷した。金相場も反落しており、中国黄金国際(02099.HK)が3.42%安、霊宝黄金(03330.HK)が2.61%安、招金砿業(01818.HK)が0.21%安など、金鉱株がさえない。
一方、乳業業界の第13次5カ年計画の策定作業が始まったとの報道から、大手の蒙牛乳業(02319.HK)が2.77%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。さらなる金融緩和への期待感から、中国銀行(03988.HK)が0.80%高、中国工商銀行(01398.HK)が0.56%高、中国建設銀行(00939.HK)が0.50%高など、本土系銀行株がしっかり。また、欧州中央銀行(ECB)の利下げを受け、ロンドンに本拠を置くHSBC(00005.HK)が0.36%高で引けた。また、張高麗・副首相の主催で京津冀地区(北京、天津、河北省)の振興をテーマとする会議が開かれた。これを受け、北京京客隆(00814.HK)が5.09%高、天津港(03382.HK)が5.00%高、北京物美商業(01025.HK)が1.69%高、天津創業環保(01065.HK)が1.53%高など、地場系銘柄が物色された。(中国部・畦田)
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