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【9月5日の中国本土市場】
2014.09.05 18:00
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.84%高の2326.43ポイント、A株指数が0.85%高の2435.57ポイントと6日続伸。B株指数は8日続伸し、0.48%高の259.80ポイント。深セン市場はいずれも6日続伸し、A株指数が0.40%高の1330.19ポイント、B株指数が0.65%高の967.30ポイント。両市場の売買代金は概算で3907億元に上り、前日とほぼ同水準だった。
上海総合指数は前場にかけて小幅高に推移。中秋節連休や米雇用統計の発表を控えているものの、後場の中盤から上げ幅を拡大。高値付近で引け、本日も年初来高値を更新した。上海市場は5割半の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は5割を下回ったものの、下落銘柄よりも多かった。金融や不動産を中心とした大型株が総じて堅調。非鉄金属、上海自由貿易区、遺伝子診断、造船などの銘柄も買われた。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感を背景に、過去2カ月間で1500億元近くに上る資金がA株市場に流入しており、年末にかけて上昇余地があると、海外の大手投資銀行が指摘。上海銀行間貸出金利(SHIBOR)の低下なども追い風となった。
上海B株市場は7割半の銘柄が値上がりした。上海自由貿易区の関連銘柄が買われ、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が上昇率2位の2.16%高、上海物資貿易(900927.SS)が1.31%高。昨日の下落率2位だった上海振華重工(900947.SS)は反発し、本日は上昇率3位の2.05%高だった。昨日の上昇率1位だった天津海運(900938.SS)は続伸し、本日は同4位の1.89%高。今月10日に天津市で開かれる夏季ダボス会議の開幕式で李克強首相がスピーチすることを控え、天津自由貿易区が承認されることへの期待感が背景にあるもようだ。上海鼎立科技(900907.SS)は企業買収計画がCSRCに承認されたことを手がかりに1.87%高だった。
深センB株市場は6割の銘柄が上昇した。深セン飛亜達(200026.SZ)が上昇率1位の5.16%高。自社ブランド製品の成長をポジティブに評価したレポートを地場系証券会社が発表し、これが買い材料となった。約1週間ぶりに売買を再開した深セン賽格(200058.SZ)は上昇率2位の2.62%高。売買停止中の上昇相場が一気に株価に織り込まれたほか、今回は見送られたものの、上場関連会社をめぐる会計処理方法を変更すれば、多額の純利益を計上できる可能性を明らかにし、これを好感したもようだ。このほか主力の大型株が堅調。自動車株では長安汽車(200625.SZ)が1.22%高と続伸したほか、江鈴自動車(200550.SZ)が1.01%高。酒造株はそろって反発し、昨日の下落率2位だった張裕葡萄酒(200869.SZ)が、本日は上昇率4位の1.80%高。昨日の下落率1位だった安徽古井貢酒(200596.SZ)も、本日は0.44%高だった。(中国部・千原)
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