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中国金融国際、第三者割当増資で筆頭株主が交代
2014.09.05 13:14
中国金融国際(00721.HK)は4日、投資家2社(人)を割当先とする第三者割当増資の計画を発表した。業績が悪化していることから、資金調達の好機と判断したと説明。割当先の1社が中国金融国際の筆頭株主となる見込み。諸費用を除いた調達資金は約24億6400万HKドルに上るという。
割当先は金融事業への投資を手がける民営企業の上海外聯発実業発展有限公司(外聯発)と余華勇氏で、割当株数はそれぞれ115億株(現在の発行済み株数の約246.75%)、8億4000万株(約18.02%)。割当価格はいずれも1株あたり0.2HKドルで、2014年7月11日の終値0.6HKドルを約66.67%下回る。
外聯発は増資完了後の持ち株比率が約67.64%に達し、中国金融国際の筆頭株主となる見込み。未保有の中国金融国際の株式に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の実施義務が発生するが、免除を申請する予定。また、今回の増資には株主総会の承認が必要。このほか今回の増資契約では、中国金融国際が保有有価証券を売却することも決められた。
当初は3社(人)に割り当てることで2014年7月に契約を交わしたが、うち1社が中止を決定。残りの2社に割り当てることで、今回の契約に至ったという。
今回の情報開示のため、同社株は2014年7月14日に売買停止となったが、2014年9月5日に取引を再開した。
(同件につきましては、2014年8月18日付「増資をめぐり交渉中」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/09/04)
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