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深セン賽格、傘下上場企業の会計処理方法は現状維持に
2014.09.05 10:24
深セン賽格（200058.SZ）は5日、22.45％出資する深セン華控賽格股フン有限公司（華控賽格、000068.SZ）について、経営への参加を放棄したことにともない、会計処理の方法を変更することを検討したが、最終的に現状維持としたことを明らかにした。会計処理を変更した場合、深セン賽格の業績に大幅な変更が生じることから、2014年8月28日から同社株の売買を停止していたが、2014年9月5日に取引を再開する予定という。
深セン賽格は華控賽格の流通株2億134万5033株を保有。この株式は「長期投資」（日本の“子会社及び関連会社株式”に相当）に分類され、持分法で業績が反映されていた。だが、深セン賽格は2014年3月に華控賽格の経営に参加する権利を放棄し、投資会社の深セン市華融泰資産管理有限公司に譲ると決定した。
だが、これを受け会計処理の変更を検討したが、深セン賽格は現在も華控賽格に対して重大な影響力を有していると判断し、現状維持を決めた。理由の一つは深セン賽格が華控賽格の筆頭株主であること。また、深セン賽格の筆頭株主である深セン市賽格集団有限公司（賽格集団）が共同行為者であり、華控賽格の経営に参加していることも理由の一つという。
ただし、賽格集団が華控賽格の経営に参加しなくなり、深セン賽格の華控賽格に対する持ち株比率が20％を下回った場合、会計処理を変更することになると説明している。
会計処理を変更した場合、華控賽格の株式は「可供出售金融資産」（日本の“売買目的有価証券”に相当）に分類され、時価評価の対象となる。
実施は見送られたものの、この会計処理の変更が2014年6月中間決算の純利益3764万5842元、2014年6月末の純資産12億8782万1734元への影響を試算した場合、2014年8月27日に変更が生じたと仮定すれば、純利益は12億5457万5646元、純資産は24億2268万2077元に修正される。
また、2014年9月3日に変更が生じたと仮定すれば、純利益は13億3763万472元、純資産は25億573万6903元になるという。
（同件につきましては、2014年3月12日付「傘下上場企業への経営参加権を放棄」をご参照ください）
【出所】深セン証取サイト上の公告(2014/09/05)
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