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【9月4日の中国本土市場】

2014.09.04 18:07

 主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.79%高の2306.86ポイント、A株指数が0.79%高の2415.04ポイントと5日続伸。B株指数は小幅に7日続伸し、0.22%高の258.54ポイント。深セン市場はいずれも5日続伸し、A株指数が0.78%高の1324.87ポイント、B株指数が0.40%高の961.04ポイント。両市場の売買代金は概算で3923億元に上り、前日に比べわずかに減少した。

 上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退。前場の中盤から騰勢を増し、後場は一本調子で上げ幅を拡大。再び年初来高値を更新し、終値は2013年5月31日以来、約1年3カ月ぶりに2300ポイントを回復した。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感が持続しているほか、中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行に資金供給していることなどを好感した。商いは昨日に続いて活発で、4000億元近くの水準を維持している。上海市場は7割近くの銘柄が上昇。深セン市場も6割半の銘柄が値上がりした。今月10日に天津市で開かれる夏季ダボス会議の開幕式で李克強首相がスピーチすることから、天津自由貿易区などへの期待感が膨らみ、同市の地場系銘柄が買われた。また、国務院常務会議でスポーツ産業の振興などが議題となり、関連銘柄が大幅高。軍需産業株も中国共産党・中央政治局の集団学習で軍事がテーマとなったことを手がかりに引き続き堅調だった。

 上海B株市場は8割近くの銘柄が上昇した。昨日の上昇率4位だった天津海運(900938.SS)が続伸し、本日は同1位の7.55%高。夏季ダボス会議への期待感に加え、国務院が先日発表した海運業の発展をめぐる指導意見が追い風となった。上昇率2位は上海大名城(900940.SS)の2.75%高。すでに承認されたA株増資計画の有効期間を延長すると発表し、資金繰りへの安心感につながったもようだ。このところ堅調な黄山旅行開発(900942.SS)は続伸し、本日は上昇率4位の1.76%高。老鳳祥(900905.SS)は1.25%高。金相場の反発に加え、上海自由貿易区で9月末にも海外投資家が参加可能な金取引が始まるという報道が材料視されたもようだ。一方、昨日の上昇率1位だった上海振華重工(900947.SS)が反落し、本日は下落率2位の0.68%安。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)も0.58%安と反落し、上海B株指数の重荷となった。

 深センB株市場は6割近くの銘柄が上昇した。スポーツ産業振興策への期待を背景に、深セン中国自転車(200017.SZ)が上昇率1位の5.79%高。昨日の上昇率2位だった長安汽車(200625.SZ)が1.43%高と続伸した。一方、酒造株がそろって下げ、安徽古井貢酒(200596.SZ)が下落率1位の1.02%安、張裕葡萄酒(200869.SZ)が同2位の0.81%安。昨日の上昇率4位だった深セン赤湾港航(200022.SZ)は反落し、0.39%安だった。(中国部・千原)

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