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中国包装集団、筆頭株主との訴訟が撤回に
2014.09.04 11:15
中国包装集団（00572.HK）は9月3日、先ごろ実施した株主割当増資（オープン・オファー）をめぐり、同社と5人の経営陣を被告とする訴訟が筆頭株主の得勝亜洲有限公司（得勝）によって起こされた件について、撤回されたことを明らかにした。香港高等院（高等裁判所）が命じたもので、原告の得勝が訴訟費用を支払うことになるという。
中国包装集団は2014年6月に既存株2株につき新株1株を割り当てる株主割当増資を実施。中国包装集団の何健宏・主席が支配する得勝は割当分の5億4860万4802株を引き受けず、最終的に6億7183万8335株に上る失権株が発生。失権株については幹事証券会社が投資家への販売を請け負った。
だが、得勝は新株を引き受ける意向を示したものの、中国包装集団に拒否されたと主張。中国包装集団と幹事証券会社に対し、5億4860万4802株に上る新株の処分を禁止するよう裁判所に訴えた。
しかし、得勝が陳述書を出さなかったことから、原告は訴訟の撤回を申請。2014年9月3日に香港高等院で訴訟が開かれ、撤回が決まった。
（同件につきましては、2014年7月17日付「実質筆頭株主の議決権行使に緊急差止命令」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/09/03)
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