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【9月2日の中国本土市場】
2014.09.02 17:57
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前日比1.36%高の2266.04ポイント、A株指数が1.37%高の2372.19ポイントと、大幅に3日続伸。B株指数は5日続伸し、0.33%高の256.68ポイント。深セン市場はいずれも3日続伸し、A株指数が1.34%高の1304.46ポイント、B株指数が0.40%高の950.89ポイント。両市場の売買代金は概算で3629億元に上り、前日に比べ約40%増加した。
上海総合指数は前場にかけて小幅高で推移。だが、後場に入ると一本調子で上げ幅を広げ、高値付近で取引を終了。再び年初来高値を更新した。8月のCFLP製造業PMIは前月実績と市場予想を下回り、HSBC中国製造業PMI(確定値)も前月実績と速報値から下振れしたことを受け、預金準備率や基準金利の引き下げの可能性を指摘する記事が大手証券紙に掲載され、株価高への期待感が膨らんだ。上海市場は9割近くの銘柄が上昇。深セン市場も上昇銘柄が8割に達した。昨日に続いて軍需産業株が大幅高。先週末の中国共産党・中央政治局の集団学習で軍事がテーマとなったことが、引き続き材料視されているもようだ。売買代金は前日に比べ大幅に増加し、今年に入ってからの最高記録を更新した。
上海B株市場は8割あまりの銘柄が値上がりした。先月26日から売買停止となっていた黄山旅行開発(900942.SS)が取引を再開し、上昇率4位の1.73%高。A株の第三者割当増資計画を発表したが、売買停止中の上昇相場を一気に織り込む格好となった。上昇率1位は14年6月中間決算が大幅増益だった上海神奇製薬(900904.SS)の3.53%高。一方、値下がりは7銘柄のみだが、時価総額位の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が0.40%安と反落し、上海B株指数の重荷となった。
深センB株市場の上昇銘柄は6割弱にとどまった。昨日に続いて酒造株が堅調。昨日の上昇率3位だった安徽古井貢酒(200596.SZ)が5.76%高と続伸し、本日は上昇率2位。張裕葡萄酒(200869.SZ)も続伸し、上昇率3位の4.06%高だった。上昇率1位は重慶建設摩托車(200054.SZ)の9.72%高。筆頭株主が中国の二大軍需企業の一翼であることから、物色の矛先が向かったもようだ。また、東旭光電科技(200413.SZ)が上昇率4位の3.27%高。iPhone6で採用されると見込まれるサファイアガラスの製造会社を買収することが材料視された。一方、本鋼板材(200761.SZ)が下落率1位の3.64%安、長安汽車(200625.SZ)が同2位の2.37%安など大型株の一角が大きく下げ、深センB株指数の足を引っ張った。(中国部・千原)
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