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宇陽控股、約1年5カ月ぶりに売買再開

2014.09.02 10:50

 宇陽控股(00117.HK)は9月1日、同社株の売買再開の条件をすべてクリアしたと発表した。これを受け2014年9月3日からの売買再開をすでに申請したという。

 同社の2011年12月本決算について、携帯電話端末の販売をめぐるアフリカ企業2社との取引について、売掛金の十分な証拠を取得できなかったことから、監査法人は限定付適正意見を表明。さらに2012年12月本決算を期限の2013年3月末までに発表できなかったことから、同社株は2013年4月2日から売買を停止していた。

 また、香港警察は2013年4月25日に同社の梁偉忠・秘書を逮捕。逮捕理由は2011年8月~2012年3月の携帯電話端末の取引で財務資料を偽造した容疑だった。

 監査法人の限定付適正意見を受け、同社は2012年5月に専門委員会を設置。調査の結果、詐欺行為などは見つからず、携帯電話端末の販売も商慣習に従い、適切に行われていたと判断した。ただ、同時に調べた内部統制制度については欠陥が見つかり、対策を講じたと説明している。

 なお、梁秘書については、引き続き香港警察の取り調べを受けているという。

 同社株は2013年4月2日から売買停止となっていたが、2014年9月3日の取引再開を予定している。

(同件につきましては、2013年9月26日付「12年12月本決算の監査は11月末までに完了」、2013年5月2日付「秘書逮捕で売買再開の条件が増加」、2013年4月2日付「12年12月本決算の発表が遅延」をご参照ください)
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/09/01)

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