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雷士照明、万州工場停止の影響
2014.08.29 13:17
雷士照明（02222.HK）は28日、呉長江・執行董事（執行取締役）の最高経営責任者（CEO）解任を発端とした重慶市万州区の工場（万州工場）の操業停止について、経営への影響を説明した。
万州工場は同社の四大工場の一つであり、2013年12月本決算の売上高は約8億6087万元、利益は約1億83万元で、連結損益計算書に占める比率は、それぞれ約22.8％、約41.2％に上る。
この工場の主要製品は現在のところ代用品がない。流通業者によると、この製品がなければ、同社の製品シリーズは完全ではないという。こうした状況を受け、同社は外部のサプライヤーを通じ、類似製品を物色していると説明している。
万州工場は引き続き呉執行董事の支持者によって不当に支配されており、操業は再開できていない。同社は呉執行董事との交渉を続けているが、物別れに終われば、司法に訴える方針。
万州工場の主力製品について、期首の在庫がなく、類似製品もないと仮定した場合、操業停止による1日あたりの損失は約71万2000元に上る見込み。これに基づけば、これまでの損失額は約1400万元に上ったとみられる。これらの数値は簡単な予想にすぎないとしながらも、今年末まで操業停止が続けば、毎月の損失は平均で2100万元近くに達するという。
なお、呉執行董事は解任の発端になった事件の資料を提出することを拒否。内部管理や財務報告などのルールに抵触している不当行為を続けており、こうした一連の事態の調査を進めていると説明している。
同社株は2014年8月11日から売買停止となっている。
（同件につきましては、2014年8月20日付「会社支配権をめぐる抗争が再び勃発」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/08/28)
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