中国株ニュース 詳細
【8月28日の香港市場】
2014.08.28 18:06
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は3日続落し、前日比0.71%安の2万4741.00ポイント。H株指数は続落し、1.28%安の1万931.60ポイント。レッドチップ指数は7日続落し、0.57%安の4782.30ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で804億2700万HKドルに上り、前日に比べ約19%増加した。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸。良好な外部環境を背景に、香港市場の主要指数は小高く寄り付き、ハンセン指数は始値で2万5000ポイントを回復した。だが、中国本土系の銘柄を中心に徐々に売りに押され、H株指数とレッドチップ指数は前場で下げに転じた。一方、ハンセン指数は大台こそ維持できなかったものの、前場にかけて小幅高で推移。こうしたなか後場でダウ平均先物が下げ幅を拡大し、香港市場の地合いが急速に悪化。ハンセン指数は後場で下げに転じ、本日の安値圏で終了。H株指数は5日ぶりに終値で1万1000ポイントを割り込んだ。商いは膨らみ、売買代金は2週ぶりに800億HKドルを超えた。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系通信株が堅調。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が上昇率1位の1.52%高、中国移動(00941.HK)が同3位の0.57%高。同業の中国電信(00728.HK)が昨日発表した14年6月中間決算が市場予想を上回り、ポジティブな評価と目標株価の引き上げを背景に5.66%高と急伸。これに連れ高する格好となった。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)は堅調な海外市況を背景に0.42%高。
一方、蒙牛乳業(02319.HK)が急落し、下落率1位の6.71%安。14年6月中間決算は39.91%増益だったものの、市場予想を下回ったことから、売りが膨らんだ。また、本土系不動産株がそろって大幅安。中国海外発展(00688.HK)が下落率2位の3.11%安、華潤置地(01109.HK)が2.72%安。同業の碧桂園控股(02007.HK)が株主割当増資を発表し、割当価格が直近株価を大きく下回ったことが嫌気され、本土系不動産株が全体的に下落した。昨日の下落率1位だった中国旺旺(00151.HK)は目標株価の引き下げが引き続き嫌気され、本日は同3位の2.95%安。昨日の上昇率1位だった恒基地産(00012.HK)は反落し、本日は下落率4位の2.89%安だった。14年6月中間決算を発表した銘柄では、11.06%増益の招商局国際(00144.HK)が前日終値を挟んでもみ合った後、0.38%安で引けた。信和置業(00083.HK)は23.66%減益だったものの、目標株価の引き上げを受け、一時は上昇率が2%を超えたが、地合いの悪化に逆らえず、0.14%安に終わった。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門