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【8月27日の香港市場】

2014.08.27 18:13

 主要指数はそろって下落。ハンセン指数は続落し、前日比0.62%安の2万4918.75ポイント。H株指数は4日ぶりに反落し、0.44%安の1万1074.31ポイント。レッドチップ指数は6日続落し、0.38%安の4809.79ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で675億5500万HKドルに上り、前日に比べ約5%増加した。

 前日のニューヨーク市場は、8月の米消費者信頼感指数が改善したことなどを好感し、ダウ平均が続伸した。外部環境は良好なものの、香港市場はハンセン指数とレッドチップ指数が朝方から後場の中盤にかけて前日終値を挟んで一進一退。終盤で売りに押され、本日の安値付近で引けた。ハンセン指数は4日ぶりに2万5000ポイントを割り込んだ。H株指数は寄り付きから小幅高で推移していたが、終盤で下げに転じた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、恒基地産(00012.HK)が上昇率1位の4.08%高。14年6月中間決算が21.95%増益だったうえ、コア利益も約46%増となったことを好感した。昨日は幹部が取り調べを受けているという情報を手がかりに売られた華潤グループ企業だが、本日はそろって反発した。昨日の下落率2位だった華潤創業(00291.HK)が、本日は上昇率4位の1.19%高。また、昨日の下落率3位だった華潤置地(01109.HK)が、本日は0.65%高。華潤電力控股(00836.HK)は上昇率5位の1.05%高だった。中信泰富(00267.HK)も昨日は全体上場をめぐる好材料の出尽くし感から下落率1位に沈んだが、本日は0.94%高だった。一方、先日発表した14年6月中間決算が小幅増益にとどまった中国旺旺(00151.HK)は続落し、本日は下落率1位の2.12%安。アナリストが目標株価を引き下げたことが嫌気された。恒安国際(01044.HK)は14年6月中間決算が4.49%減益だったことを材料に、下落率5位の1.61%安だった。時価総額の大きな本土系金融株なども軟調だった。

 そのほかの銘柄では、BYD(01211.HK)が5.89%高。中国政府が電気自動車用の充電スタンドの整備に1000億元を投じることを検討中と報じられ、これが材料視された。中海油田服務(02883.HK)は39.11%増益の14年6月中間決算を複数のアナリストがポジティブに評価し、8.45%高だった。広州汽車(02238.HK)は14年6月中間決算が41.52%増益だったものの、営業損益は赤字が続いたことから、寄り付き後に大きく売られ、5.66%安で引けた。(中国部・千原)

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