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第一電訊、修正後の売買再開プランを発表

2014.08.25 15:08

 第一電訊(00865.HK)は22日、同社株の上場廃止の決定を見直すように香港証券取引所に求めている件について、2014年9月2日に同証取による再審理が開かれることを明らかにした。これを受け、同社は修正後の売買再開プランの詳細を開示。再開プランの履行を通じて、同社株の売買再開を目指すとしている。

 売買再開プランの概要は以下の通り。
◆資本再編
 同社株の額面を0.0005HKドルに引き下げることを通じて減資を実施。また資本剰余金を全額取り崩す。減資と剰余金取り崩しで捻出した資金は累積損失の削減に充てる。さらに減資後の株式10株を1株(額面0.005HKドル)に併合する。

◆債務再編
 同社は複数の債権者と債務返済計画に合意。ただ、前提条件をクリアしておらず、債務再編の計画は現時点で発効していない。

◆資産買収と資産売却
 江蘇省揚州市と福建省恵安市の不動産権益を総額8億1700万HKドルで買収する計画。売り手に対して新株を割り当てるかたちで支払い、発行価格は0.20HKドル、対価株数は40億8659万2787株に上る。一方で、既存事業を筆頭株主に売却するとしている。売却額などの詳細は未定。

◆株主割当増資(オープン・オファー)、第三者割当増資
 資本再編後の株式1株につき新株2株を割り当てる株主割当増資を実施する。日本人を含む海外株主は、規制があるため増資に応じることができない。割当価格は0.10HKドル。また、オプションの行使などを経て、複数の投資家に大量の新株を割り当てる。これらの新株発行を通じて、1億6200万HKドル(諸費用を除く)を調達する見込みで、債務返済や運転資金などに充てるとしている。予定スケジュールなどは決まりしだい、あらためて開示するとしている。

 同社株は2009年11月27日から売買停止となっている。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/08/22)

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