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【8月22日の中国本土市場】
2014.08.22 17:46
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.46％高の2240.81ポイント、A株指数が0.46％高の2345.83ポイントと、3日ぶりに反発。B株指数も反発し、0.46％高の252.69ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、0.71％高の1287.13ポイント。B株指数は小幅に続落し、0.16％安の942.50ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3108億元となり、前日に比べわずかに減少した。
前場の上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。後場は徐々に上げ幅を広げ、高値近辺で引けた。両市場いずれも6割の銘柄が上昇。インターネット金融、港湾、観光、医療機器などの銘柄が堅調だった一方、自動車株の下げが目立った。ここ3日は売買代金が前日比で減少したものの、3000億元を超える高水準を維持している。
上海B株市場は7割近くの銘柄が上昇した。観光株が堅調で、上海錦江国際酒店発展（900934.SS）が2.31％高、上海錦江国際トラベル（900929.SS）が1.31％高、黄山旅行開発（900942.SS）が1.03％高。国内観光消費を2020年までに5兆5000億元に引き上げ、国内総生産（GDP）に占める比率を5％超とする方針を国務院が示し、これが材料視された。また、天津海運（900938.SS）が2.18％高。習金平・国家主席がモンゴルを訪問した際、中国の港湾経由で韓国や日本に鉱物を輸出する計画が話し合われたと伝わり、事業拡大への期待が高まった。14年6月中間決算を発表した銘柄では、黒字転換を果たした上海匯麗建材（900939.SS）が1.28％高。一方、赤字転落の上海塩素アルカリ化工（900908.SS）は0.20％安。昨日まで大幅に続伸していた華電能源（900937.SS）だが、本日は下落率2位の0.78％安だった。
深センB株市場は上昇銘柄の方がわずかに多かったものの、時価総額の大きな銘柄が重荷となり、深センB株指数はわずかに下落した。昨日まで3日連続でストップ高だった深セン国際企業（200056.SZ）が反落し、本日は下落率1位の7.35％安。14年6月中間決算が大幅減益となった山東航空（200152.SZ）が下落率2位の4.28％安。このほか長安汽車（200625.SZ）が同3位の1.79％安など、主力の大型株の下げが目立った。一方、昨日はストップ高だった南山電力（200037.SZ）が続伸し、上昇率2位の2.44％高。また、昨日の下落率1位だった無錫小天鵝（200418.SZ）が反発し、本日は0.96％高。昨日の下落率3位だった康佳集団（200016.SZ）も反発し、0.66％高だった。（中国部・千原）
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