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徳金資源、偽造CB事件に前重役兄弟が関与
2014.08.21 13:33
徳金資源(01163.HK)は20日、偽造された同社発行の転換社債(CB)が見つかった問題について、最新の状況を明らかにした。偽造CBには徳金資源を辞任した繆泰来・前執行董事の署名のみがあり、保有者は繆恩来氏(繆泰来・前執行董事の兄)の会社から購入したと説明。香港滞在を容易にする「資本投資者入境計画」を申請することがCB購入の目的だったという。
だが、偽造CBは徳金資源が関与した者ではなく、「資本投資者入境計画」にもかかわっていないと説明。このCBを保有していても、保有者が主張するような投資収益は得られないと強調した。
同社はすでに香港警察と入境管理当局に通報済み。入境管理当局からCBの真贋について問い合わせもあったという。現在のところ見つかっている偽造CBは、個人6人と繆恩来氏の会社1社が保有しており、元金総額は1億1500万HKドル。うち繆恩来氏の会社は5500万HKドル分を保有している。
これらの偽造CBのほかに、徳金資源は1人の投資家から別のCBの真贋鑑定を求められた。このCBは繆恩来氏の別の会社名義で発行されたものであり、元金総額は1000万HKドル。このCBも偽造されたものと説明している。
一方、5500万HKドルの偽造CBを保有する繆恩来氏の会社は、元金全額の返済を求め、徳金資源を提訴している。これをめぐる法廷審問が2014年8月14日に開かれたが、裁判官は偽造CB事件を背景に、この訴訟が複雑であることを受けとめ、いかなる命令も下さなかった。法廷審問は2014年12月9日に再び開かれる予定で、進展があれば情報を開示するという。
同社株は2014年5月16日9時30分から売買停止となっている。
(同件につきましては、2014年7月29日付「子会社の問題で特別調査委員会を設置」、2014年7月14日付「売買再開の条件を香港証取が明示」、2014年6月12日付「前執行董事の兄と紛争」、2014年4月3日付「清算申請が出される」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/08/20)
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