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【8月15日の中国本土市場】
2014.08.15 18:26
主要指数はそろって上昇。上海市場では上海総合指数が前日比0.91％高の2226.73ポイント、A株指数が0.91％高の2331.12ポイントと反発したほか、B株指数は0.74％高の250.39ポイントと5日続伸した。深セン市場はA株指数が1.11％高の1254.11ポイントと3日ぶりに上昇。B株指数は反発し、0.34％高の947.99ポイントだった。両市場の売買代金は概算で2845億元。前日に比べ約7％減少したものの、引き続き高水準の商いが続いている。
週末の本土市場は7割半の銘柄が上昇。上海総合指数は前場半ばから上げ幅を広げると、後場は概ね高値圏で推移。年初来高値を更新して今週の取引を終えた。欧州の追加金融緩和期待などから前日の米国市場が続伸するなど、外部環境は良好。こうしたなか、国務院が企業の資金調達コストの軽減に向けた政策方針を発表。一層の金融緩和が織り込まれ、幅広いセクター・銘柄が買われた。国務院の方針を受け、銀行・証券・保険株が指数上昇をけん引。住宅購入規制の緩和に動く都市が増えており、不動産株も堅調だった。「滬港通」（上海・香港ストック・コネクト）の期待感が続くなか、同方針には資本市場への長期マネーの導入が含まれており、株式市場の強気見通しが広がった。
B株市場はA株に連れ高。特に上海B株は好調で、値下がりはわずか4銘柄だけだった。不動産引き締めの緩和を織り込み、地場系デベロッパーが反発。上海外高橋保税区開発（900912.SS）が2.39％高、上海金橋輸出加工区開発（900911.SS）が0.75％高、上海陸家嘴金融貿易区開発（900932.SS）が0.62％高と買い戻され、全体の地合い改善にもつながった。大型株でも内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が0.66％高と続伸し、指数の上昇に貢献。このほか、上海市政府系の機械メーカーである上海機電（900925.SS）が、大幅増益の中間決算を手がかりに3.15％高と買われ、上昇率1位。一方で、同じ機械セクターでも湖南天雁機械（900946.SS）は利益確定売りに押され、0.27％安と小幅に反落した。
深センB株はやや勢いにかけたが、大型株が総じて堅調に推移し、指数は小幅ながらも反発。白酒の老舗メーカーである安徽古井貢酒（200596.SZ）が1.93％高、ワイン大手の張裕葡萄酒（200869.SZ）が1.77％高と酒造大手が買い戻された。また、家電セクターが堅調で、無錫小天鵝（200418.SZ）が4.47％高。昨日に続いて上昇率1位となった。こうしたなか、富奥汽車（200030.SZ）が0.49％安、江鈴自動車（200550.SZ）が0.37％安、長安汽車（200625.SZ）が0.11％安と、自動車関連株がさえない。（中国部・畦田）
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