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【8月12日の香港市場】
2014.08.12 18:29
主要指数は小幅ながらも続伸した。ハンセン指数は前日比0.17%高の2万4689.41ポイント、H株指数は0.23%高の1万1064.35ポイント、レッドチップ指数は0.63%高の4784.60ポイント。メインボードの売買代金は概算で664億1800万HKドルとなり、前日に比べて約1%増加した。
ウクライナやイラク情勢への先行き不透明感が幾らか和らぎ、前日の米国市場ではダウ平均が小幅ながらも上昇。過度のリスクオフからの巻き戻しが続き、本日の香港市場でも底堅い地合いとなった。「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感が引き続きみられ、本土系銘柄が堅調に推移。H株指数は前日終値を挟んでもみ合いながらも小高く引けたほか、レッドチップ指数も総じて堅調だった。もっとも、ウクライナ、イラク、パレスチナなどの地政学的リスクは引き続き燻っており、ハンセン指数は概ね小安く推移。それでも大引けにかけて、かろうじて上げに転じた。
先ごろ発表された良好な中国の輸出統計や天津市での自由貿易区設立に向けた動きが好感され、海運・港湾株が堅調。招商局国際(00144.HK)が2.33%高、中遠太平洋(01199.HK)が1.73%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率上位に入った。自由貿易区が設立された場合、恩恵が見込める天津港(03382.HK)が1.56%高。香港系海運大手の東方海外(00316.HK)は中間決算での黒字転換を手がかりに5.49%と買い進まれたほか、中国の海運最大手である中国遠洋控股(01919.HK)も1.47%高だった。また、外需関連株が概ね堅調。決算発表を間近に控えた聯想集団(00992.HK)には先回り買いが入り、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる3.61%高で引けた。
業績回復を織り込む買いは他の銘柄でもみられた。鉱業会社の新疆新キン砿業(03833.HK)は中間期の大幅増益見通しが好感されて5.88%高。環境関連事業の中国光大国際(00257.HK)の中間決算は2桁増益となり、2.65%高と堅調だった。
こうしたなか、恒基地産(00012.HK)が1.20%安、信和置業(00083.HK)が0.87%安、恒隆地産(00101.HK)が0.84%安、新鴻基地産(00016.HK)が0.42%安など、香港系の不動産株が低迷した。住宅市況の低迷により中国国内での不動産関連の税収が伸び悩んでいることが伝わり、本土系不動産株も概ね弱かった。保利置業(00119.HK)は中間期の大幅減益見通しも加わり、1.37%安とさえない。(中国部・畦田)
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