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【8月11日の中国本土市場】

2014.08.11 18:18

 主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.37%高の2224.65ポイント、A株指数が1.37%高の2329.29ポイントと、続伸した。B株指数は3営業日ぶりに反発し、1.05%高の242.01ポイント。深セン市場はいずれも続伸し、A株指数が1.44%高の1243.83ポイント、B株指数が0.56%高の943.15ポイントだった。両市場の売買代金は概算で2753億元に上り、先週末に比べて約15%増加した。

 週明けの本土市場は8割あまりの銘柄が値上がりした。上海総合指数は小高く寄り付くと、徐々に上げ幅を広げ、年初来の高値を更新して取引を終えた。ウクライナ情勢がやや好転したことを受け、先週末の欧米市場や本日の東京市場などではリスクオフの巻き戻しが続き、外部環境の好転が本土市場でも追い風となった。また、「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)に関しても、上海証取による実証段階に入ったとの報道を受けて資金流入の期待感が広がった。このほか、7月の消費者物価指数(CPI)が政府の抑制目標を大きく下回ったことで、インフレ観測が一層後退。さらなる金融緩和の余地が広がるとの見方も強まった。こうしたことから、幅広い銘柄が上昇。特に金融、鉄道インフラ、農業、レアアース関連株などが買い進まれた。一方、業績不振のST銘柄などがさえない。

 B株市場はA株に連れ高し、値下がり数は合計で7銘柄にとどまった。上海B株では石炭大手の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)に押し目買いが広がり、1.96%高と反発。大型株だけに指数上昇に寄与した。このほか、不動産株への買い戻しも目立ち、上海金橋輸出加工区開発(900911.SS)が1.35%高。本日から売買を再開した上海市北高新(900902.SS)は親会社からの資産買収などの計画を手がかりに急騰し、上昇率1位の8.01%高だった。上海鼎立科技(900907.SS)は減益の中間決算を発表したものの、増資規模の縮小による希薄化懸念の緩和や、地合いの良さに助けられて0.79%高で引けた。

 深センB株では製造セクターが上昇。家電セクターのアモイ燦坤実業(200512.SZ)が大幅増益の中間決算を手がかりに0.96%高と堅調に推移すると、業績未発表の無錫威孚高科技(200581.SZ)と合肥美菱電器(200521.SZ)には決算期待の買いが入り、それぞれ上昇率2位の2.83%高、3位の2.79%高で引けた。一方で家電大手の無錫小天鵝(200418.SZ)は大株主による持ち株の売却が伝わり、0.27%安。自動車大手の江鈴自動車(200550.SZ)も利食い売りに押され、0.58%安と低迷した。(中国部・畦田)

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