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星美文化集団、映像制作資産の買収と資本再編を計画
2014.08.11 12:15
星美文化集団(02366.HK)は8日、テレビ番組・映画制作の関連資産の買収と資本再編の計画を明らかにした。実質筆頭株主の覃輝氏から、映像制作資産の持ち株会社の出資持分35%など3億6000万HKドルで取得する計画。この持ち株会社は映像制作に関して施設リースを含むサービスを展開しており、今回の投資を通じて主力とするエンターテイメント事業を強化できると説明している。
この持ち株会社は2013年12月本決算で2406万2000元の税引き後利益を計上し、主要資産として星美今晟影視城管理有限公司(星美今晟)の出資持分90%を保有。星美今晟は北京市にテレビ番組・映画制作に関する総合施設を展開している。
なお、星美文化集団は財務基盤の改善や今回の買収資金をまかなうために、一連の資本再編を計画。まず、資本剰余金を全額取り崩した上で、同社株2株を1株に併合。その上で額面(1.56HKドル)を0.10HKドルまで引き下げることを通じて減資を実施する。これらを通じて約15億HKドルを捻出し、累積損失の削減を図るとしている。また、資本再編を円滑に進めるため、登記地をバミューダ諸島に変更する。
このほか、再編後の株式1株につき新株8株を割り当てる株主割当増資(ライツ・イシュー)も実施する計画。割当価格は0.35HKドルで、2014年6月11日の終値2.10HKドル(資本再編による調整済み)を83.33%下回る。調達資金(諸費用を除く)は約7億6100万HKドルに上り、今回の買収資金やエンターテイメント事業への投資などに充てるとしている。
予定スケジュールによると、剰余金の取り崩しは2014年10月3日、登記地変更は10月17日、株式併合・減資は11月7日にそれぞれ発効する見込み。11月7日から仮コードのみの取引が始まり、その間の11月10日に株主割当増資の権利落ちを迎えるという。パラレルトレードは11月21日~12月11日となり、その間の12月3日までには一連の買収が完了するとしている。
今回の情報開示のため、同社株は2014年6月11日午後2時(日本時間)に売買停止となったが、2014年8月11日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/08/08)
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