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上海市北高新、筆頭株主からの資産買収計画と増資を発表

2014.08.11 10:49

 上海市北高新(900902.SS)は9日、筆頭株主の上海市北高新(集団)有限公司から企業2社を買収すると発表した。支払いをすべて新株で済ませる方針。また、A株の第三者割当増資も実施するという。

 上海市北高新が買収するのは、上海泛業投資顧問有限公司(泛業投資)の出資持分100%と上海市北生産性企業服務発展有限公司(市北発展)の出資持分100%。

 泛業投資は北南通科技城の5.27平方キロメートルを開発する企業。2013年12月本決算の売上高は前年比8.46%減の1648万5200元、純利益は35.33%減の51万5737元だった。

 市北発展は産業パークの不動産開発を手がける企業で、2013年12月本決算の売上高は前年比4.30%増の5761万6269元、純利益は34.15%増の1116万9275元だった。

 買収価格はこれら2社の2014年4月末の評価額に基づくが、約13億800万元に上ると見積もられている。上海市北高新は支払いをすべて新株で済ませる方針で、現段階での見積額に基づく場合、1株あたり9.79元として約1億3367万4700株に上る新株を発行することになる。ただし、実際の発行株数は今回の買収の最終的な評価額に基づき変動する。筆頭株主に向け発行する新株には36カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。

 A株の第三者割当増資では、4億3600万元を調達する計画。割当価格は1株あたり8.81元、割当株数は約4950万9200株を見込んでいるが、今回の買収の最終的な評価額に基づき変動する。これらの新株についてはロックアップ期間は12カ月という。

 なお、今回の買収には上海市国有資産監督管理委員会、中国証券監督管理委員会(CSRC)、株主総会の承認が必要となる。

 今回の情報開示のため、同社株は2014年4月10日に売買停止となったが、2014年8月11日に取引を再開した。
 
【出所】上海証取サイト上の公告(2014/08/09)

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