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【8月6日の中国本土市場】
2014.08.06 18:39
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.11%安の2217.46ポイント、A株指数が0.11%安の2321.80ポイントと、小幅に続落。B株指数は3日続伸し、0.18%高の240.43ポイントだった。深セン市場はA株指数が3日続伸し、0.39%高の1229.15ポイント。B株指数は5日続伸し、0.29%高の935.64ポイントだった。両市場の売買代金は概算で2919億元に上り、前日に比べ約2%減少した。
上海総合指数は小安く寄り付き、前場の中盤で2200ポイントを割った。特段の材料を欠くなか、7月に上げ幅を重ねたこともあり、利益確定売りが膨らんだ。だが、香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感は根強く、大台を割ったところで押し目買いが入り、その後は徐々に下げ幅を縮小。後場の中盤で上げに転じたが、再び売りに押された。上海市場は上昇銘柄の数が下落銘柄に比べ多かったものの、昨日に続いて金融やエネルギーの主力株が軟調だったことで、最終的に上海総合指数は小幅安に終わった。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が本日も堅調だった。
上海B株市場は6割半の銘柄が上昇した。14年6月中間決算が大幅増益となる見通しを明らかにした山西省国新能源(900913.SS)が上昇率1位の4.59%高。上海匯麗建材(900939.SS)は1.39%高と続伸。このほかでは上海市政府系の銘柄が、国有資産改革にともなう再編期待から堅調だった。一方、昨日まで2日連続で上昇率1位だった湖南天雁機械(900946.SS)が反落し、本日は0.27%安だった。また、昨日の上昇率2位だった華新セメント(900933.SS)も反落し、本日は0.10%安だった。
深センB株市場は下落銘柄の数がわずかに上回ったものの、昨日に続いて時価総額の大きな自動車株が買われ、深センB株市場は小幅高となった。江鈴自動車(200550.SZ)が上昇率3位の2.08%高だったほか、長安汽車(200625.SZ)が同4位の1.41%高。自動車部品製造の富奥汽車(200030.SZ)も1.18%高。電気自動車、ハイブリッドカー、燃料電池車を含む新エネルギー車の車輌購置税(車両取得税)が来月1日から17年末まで免除されるという政策が材料視されたもようだ。一方、昨日の下落率1位だった招商局地産控股(200024.SZ)は続落し、本日は0.82%安だった。(中国部・千原)
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