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【8月5日の中国本土市場】

2014.08.05 18:23

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.15%安の2219.94ポイント、A株指数は0.15%安の2324.43ポイントと、わずかに反落。B株指数は小幅に続伸し、0.24%高の240.00ポイントだった。深セン市場はA株指数が続伸し、0.72%高の1224.37ポイント。B株指数は4日続伸し、0.23%高の932.89ポイントだった。両市場の売買代金は概算で2982億元に上り、前日に比べ約7%増加した。

 上海総合指数は朝方から徐々に下げ幅を拡大。7月のHSBC中国サービス業PMIが50に急落し、過去最低を更新したことが、景気回復への期待感に水を差した。中国人民銀行(中央銀行)が資金吸収の売りオペを継続したことや今月中にも次のIPO(新規公開)の許可が下りるとの観測が浮上したことも、投資家心理を悪化させた。だが、香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)への期待感は根強いもよう。上海総合指数は2200ポイント付近まで下げると押し目買いが入り、後場の中盤からはやや戻した。上海市場は5割の銘柄が上昇したものの、3割半にすぎない下落銘柄に金融やエネルギーなどの大型株が多く含まれ、上海総合指数の重荷となった。深セン市場は6割の銘柄が上昇。なかでもベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が幅広く買われた。売買代金は3000億元の大台にこそ届かなかったが、先月上~中旬に比べると高水準にある。

 上海B株指数は前日終値を挟んで一進一退だったが、取引終了間際に買いが入り、小幅ながら高値引けした。上昇銘柄は全体の5割弱にすぎなかったが、下落銘柄は3割にとどまった。湖南天雁機械(900946.SS)が4.59%高と続伸し、2日連続で上昇率1位。また、老朽化した住宅街の改造について、国務院が前年を上回る470万戸以上を目指す方針を明らかにし、建材株が堅調。華新セメント(900933.SS)が上昇率2位の3.37%高だったほか、昨日の下落率2位だった上海匯麗建材(900939.SS)が反発し、本日は0.38%高だった。昨日の上昇率4位だった*ST大化集団大連化工(900951.SS)は続伸し、本日は同3位の1.78%高だった。親会社による多額の債務免除が引き続き材料視されているもようだ。一方、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が0.06%安と反落し、上海B株指数の足を引っ張った。

 深センB株市場は5割半の銘柄が下落したものの、3割の上昇銘柄に大型株が多く、深センB株指数は小幅に4日続伸した。江鈴自動車(200550.SZ)は7月の販売台数が前年同月比で33%増だったことを好感し、上昇率4位の1.41%高。同業の長安汽車(200625.SZ)も連れ高し、0.35%高だった。張裕葡萄酒(200869.SZ)が上昇率2位の2.22%高など大型株の一角が堅調で、深センB株指数を下支えした。一方、招商局地産控股(200024.SZ)が反落し、本日は下落率1位の1.77%安。14年6月中間決算を発表した銘柄では、赤字拡大の重慶建設摩托車(200054.SZ)が0.81%安。中国南玻集団(200012.SZ)は大幅増益だったものの、好材料出尽くし感から0.69%安だった。(中国部・千原)

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