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【7月30日の香港市場】

2014.07.30 18:11

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に7日続伸し、前日比0.37%高の2万4732.21ポイント。H株指数は0.02%安の1万1119.32ポイント、レッドチップ指数は0.22%安の4696.62ポイントと、いずれも7日ぶりに小反落した。メインボードの売買代金は前日に比べ約13%増加し、概算で1001億HKドルだった。

 前日のニューヨーク市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に利益確定売りに押され、ダウ平均が反落した。一方、本日の香港市場は主要指数が朝方から堅調。香港ドル高と香港金融管理局(HKMA)の為替介入が続き、流動性相場への期待感が持続。中国本土の景気底打ち感が広がるなか、香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)が引き続き材料視された。だが、昨日まで6日続伸していたことから、終盤に入ると本土系の銘柄を中心に利益確定売りに押され、H株指数とレッドチップ指数は下げに転じた。ハンセン指数は香港地場系の銘柄が堅調だったことで小幅高。FOMCのほか、中国や米国の重要統計の発表を控えているものの、商いは活発。売買代金は13年11月18日以来の1000億HKドル超えとなった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日に続いて香港系不動産株の上昇が目立った。恒隆地産(00101.HK)が上昇率1位の3.38%高だったほか、新鴻基地産(00016.HK)が同3位の3.20%高、長江実業(00001.HK)が2.24%高。HKMAの為替介入により香港ドルの金融環境が大きく緩和していることに加え、香港系不動産株の株価が1株あたり純資産に比べ割安と大手投資銀行が評価していることが好感された。また、港湾株がそろって上昇し、招商局国際(00144.HK)が2.72%高、中遠太平洋(01199.HK)が2.28%高。一方、「滬港通」を材料に昨日まで2日連続で上昇率2位だった香港交易所(00388.HK)だが、本日は下落率2位の2.11%安。寄付きから小幅安で推移していたが、後場の中盤で利食い売りに押され、下げに転じた。

 個別の材料があった銘柄では、天津津燃公用(01265.HK)が4.44%安。14年6月中間決算が大幅な減収減益となる見通しを発表し、これが売り材料となった。不動産開発の低迷で、ガス導管事業が減収になったという。中国緑色食品控股(00904.HK)は株主割当増資を発表し、希薄化懸念から15.30%安となった。華能国際電力(00902.HK)は6.12%安。14年6月中間決算の増益率が21.09%にとどまり、14年1-3月期に比べ縮小したことが嫌気された。そのほかの本土系電力株が連れ安し、華電国際電力(01071.HK)が3.99%安、華潤電力控股(00836.HK)が1.80%安、大唐国際発電(00991.HK)が0.77%安だった。(中国部・千原)

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