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諾奇、経営トップの失踪で香港警察に通報
2014.07.28 14:25
諾奇(01353.HK)は25日、同社の丁輝・董事長が過去4日にわたって音信不通となっていることから、香港警察に通報したと発表した。一方で丁董事長との連絡に向け尽力すると説明。丁董事長が逃亡したという報道もあるが、その内容については確証が得られていないと強調している。
現在のところ事業は丁董事長の兄である丁燦陽・執行董事の下で継続しており、正常な状態を維持していると説明している。
なお、香港紙「明報」が2014年7月25~28日に報道したところによると、丁董事長は巨額の債務を抱えたまま、妻とともに逃亡したもよう。取引先によると丁夫婦による詐欺行為もあったという。
報道によると、同社は香港上場前に2度にわたって中国本土でのA株上場を申請。だが、製品の販売地域に限りがあるうえ、マーケティングや研究開発の費用も同業他社を下回っていることから、経営リスクが高いなどの理由で中国証券監督管理委員会(CSRC)に拒否された。このためA株上場を取り止め、香港に上場したという経緯がある。
同社は2014年1月9日に上場したばかり。2013年末の手元現金は約3億5000万元に上り、さらに上場により約3億2500万HKドルを調達した。こうした情報に基づけば現金は潤沢なはずだが、今回の事件を受け、総額3053万9000元に上る2013年期末配当の実施も危ぶまれている。
なお、今回の事件で同社株が売買停止となる前の2日間に大量の売り注文があったことから、インサイダー取引の疑いもあるという。
同社の拠点がある福建省泉州市では、同社製品を販売している店は少なく、経営者の失踪を受けてか、大幅値引を行っていたと「明報」は伝えている。
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/07/25)
「明報」(2014/07/25)
「明報」(2014/07/26)
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