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【7月24日の香港市場】
2014.07.24 18:48
主要指数はいずれも3日続伸となった。ハンセン指数は前日比0.70%高の2万4141.50ポイント、H株指数は1.09%高の1万939.57ポイント、レッドチップ指数は0.73%高の4662.63ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べて約8%増加。概算で860億2700万HKドルに達した。800億HKドルを超える大商いは今年の4月11日以来。
不安定なウクライナ・イスラエル情勢を背景に、前日の米国市場ではダウ平均が反落。地政学的リスクが引き続き燻った。ただ、本日の香港市場ではリスク回避の売りは限定的。反対に中国経済の回復を手がかりにリスクオンの展開となり、主要指数は徐々に上げ幅を広げた。ハンセン指数は天井であり続けた2万4000ポイントを突破。2011年4月以来の高値で大引けした。午前中に発表された7月のHSBC中国製造業PMI(速報値)が上振れし、1年半ぶりの高水準となった。このほか、回復傾向の企業業績、中国政府の景気下支え策、金融市場改革なども織り込まれ、上値更新の追い風となった。
金融市場改革や業績期待などを背景に、本土系金融株が続伸。昨日に続いて保険大手が買われ、平安保険(02318.HK)が3.71%高、中国人寿保険(02628.HK)が2.56%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1、4位となった。銀行融資の伸びを織り込み、中国工商銀行(01398.HK)が1.16%高、中国建設銀行(00939.HK)が0.87%高など、大手銀行も堅調。このほか、不動産引き締めを緩和する都市が増えていることを受け、本土系デベロッパーが大幅に続伸。華潤置地(01109.HK)が上昇率2位の2.72%高と連騰した。碧桂園控股(02007.HK)が7.40%高、雅居楽地産(03383.HK)が5.63%高、融創中国(01918.HK)が5.31%高など、他の不動産会社も好調。
また、不振が続く石炭セクターに業績回復期待の買いが入った。石炭化学分野での支援策導入の観測が背景にあり、内モンゴル伊泰石炭'H'(03948.HK)が7.61%高。このほか、産金大手の霊宝黄金(03330.HK)が14年6月中間決算での黒字転換見通しを明らかにしたことから、押し目買いが膨らみ5.64%高で引けた。
こうしたなか、電力株に利益確定売りがみられ、華潤電力控股(00836.HK)が1.54%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。再編期待から買われてきた華電国際電力(01071.HK)は増資計画を明らかにして売買を再開。再編の思惑が外れたほか、増資による希薄化懸念も加わり、6.77%安と急反落した。(中国部・畦田)
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