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【7月24日の中国本土市場】

2014.07.24 18:30

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比1.27%高の2105.06ポイント、A株指数が1.28%高の2204.08ポイントと、大幅に3日続伸。B株指数は反発し、0.70%高の228.80ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に続落し、0.15%安の1149.28ポイント。B株指数は大きく反発し、1.13%高の902.44ポイントだった。両市場の売買代金は概算で2552億元に上り、前日に比べ約13%増加した。

 上海総合指数は7月のHSBC中国製造業PMI(速報値)が市場予想を上回ったことを好感し、朝方から上げ幅を拡大した。2100ポイントに近付くと上値が重く、前場の中場で上げ幅を縮めたが、売りが一巡した後は再び上昇。後場寄り後に大台を抜いた後も堅調に推移し、約3カ月ぶりに終値で2100ポイントを回復した。上海市場は5割半の銘柄が上昇。一方、深セン市場は昨日に続いてベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が幅広く売られ、全体的に下落銘柄の方が多く、深センA株指数の重荷となった。中国人民銀行(中央銀行)が本日も資金吸収の売りオペを停止し、今週を通じて約180億元に上る資金が市中に供給されたことを好感。山東省済南市の住宅取引が制限緩和後に急増したことで、不動産株も堅調だった。セクター別では証券、銀行、石炭、不動産などの大型株が堅調。一方、3Dプリンタ、グラファイト、航空などの銘柄が総じて軟調だった。

 上海B株市場は上昇銘柄が7割に達した。地方を中心に住宅購入規制が緩和されていることを好感し、江蘇省を基盤とする江蘇新城不動産(900950.SS)が上昇率1位の3.64%高。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)は石炭ガス化プロジェクトへの投資を手がかりに同3位の2.05%高。また、13年期末配当の権利落ち日を迎えた上海機電(900925.SS)が1.27%高。海南航空(900945.SS)はB737マックスを向こう10年間で50機導入する計画を材料に1.09%高だった。一方、3日ぶりに売買を再開した上海匯麗建材(900939.SS)がストップ安。公開入札に掛けられている名義筆頭株主の出資持分をめぐり、インドネシアのサリム・グループ系の企業が応札したことが明らかとなり、好材料出尽くし感から売りが膨らんだ。また、昨日の上昇率2位だった湖南天雁機械(900946.SS)が反落し、本日は0.29%安だった。

 深センB株市場も上昇銘柄が7割に上った。主力の大型株が堅調で、深センB株指数の上昇に寄与した。住宅購入制限の緩和を背景に招商局地産控股(200024.SZ)が続伸し、上昇率2位の2.86%高。酒造株も続伸し、張裕葡萄酒(200869.SZ)が同1位の3.02%高、安徽古井貢酒(200596.SZ)が0.90%高。長城汽車(601633.SS)の14年6月中間決算が市場予想ほど悪化しない見通しであることが明らかとなり、自動車株が反発。長安汽車(200625.SZ)が2.22%高、江鈴自動車(200550.SZ)が1.45%高だった。康佳集団(200016.SZ)は筆頭株主がA株を買い増ししたことを好感し、1.01%高と続伸した。(中国部・千原)

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