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【7月23日の中国本土市場】
2014.07.23 17:55
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.14%高の2078.48ポイント、A株指数が0.14%高の2176.21ポイントと、小幅に続伸。B株指数は小反落し、0.18%安の227.19ポイントだった。深セン市場はA株指数が大きく反落し、1.08%安の1151.10ポイント。B株指数は4日ぶりに反落し、0.45%安の892.32ポイントだった。両市場の売買代金は概算で2264億元に上り、前日に比べ約8%増加した。
上海総合指数は前日終値付近で寄り付き、朝方にかけて上げ幅を広げ、一時はここ3カ月の高値に達した。だが、7月のHSBC中国製造業PMIの発表を明日に控え、前場の中盤からはしだいに売りに押された。ベンチャー企業が上場する深セン市場の「創業板」の銘柄が大きく売られると、上海市場の地合いも悪化。上海総合指数が後場の中盤で下げに転じる場面もあったが、非鉄金属、能源、金融、不動産などの大型株に支えられ、小幅高で引けた。上海市場は5割半の銘柄が下落し、上昇銘柄は3割半だった。一方、深セン市場は「創業板」の銘柄を中心に幅広く売られ、下落銘柄は7割に達し、上昇銘柄は2割にも届かなかった。IPO(新規公開)の申込がここ数日に集中し、株式市場への新規資金が乏しいなか、ベンチャー企業株が換金売りに見舞われたもようだ。
上海B株市場は半数の銘柄が下落し、上昇銘柄は4割にとどまった。3日ぶりに売買を再開した華電能源(900937.SS)が7.18%高となり、上昇率1位。筆頭株主からの資産注入を期待した買いが集まった。また、湖南天雁機械(900946.SS)が上昇率2位の2.45%高。二大軍需企業の一翼である中国兵器工業集団公司が自社の改革案を発表。湖南天雁機械の筆頭株主が同業の中国兵器装備集団公司であることから、同様の改革が期待されたもようだ。また、13年期末配当の権利落ち日を迎えた上海友誼集団(900923.SS)が、上昇率4位の1.02%高だった。一方、昨日は堅調だった銘柄が、本日は幅広く売られた。昨日の上昇率1位だった老鳳祥(900905.SS)だが、本日は下落率4位の0.95%安。昨日の上昇率2位だった上海普天郵通科技(900930.SS)も反落し、本日は0.87%安だった。軍事演習の影響で、夏休みシーズンの7月20日から8月15日にかけて華東地域や華中地域の空港で旅客機の遅延や欠航が見込まれることから、観光関連の銘柄などが軟調だった。
深センB株市場も下落銘柄が5割に上り、上昇銘柄は3割半にすぎなかった。方大集団(200055.SZ)が1.03%高と続伸し、2日連続で上昇率3位。50億元の与信枠を獲得したことを好感したもようだ。家電株の上昇が目立ち、康佳集団(200016.SZ)が1.02%高、合肥美菱電器(200521.SZ)が1.01%高。住宅購入制限を緩和する動きが広がっていることを背景に、招商局地産控股(200024.SZ)が0.96%高など不動産株も堅調。酒造株もそろって小幅高だった。一方、昨日は堅調だった自動車株がそろって反落。江鈴自動車(200550.SZ)が下落率2位の1.90%安、長安汽車(200625.SZ)が1.12%安だった。(中国部・千原)
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