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中大国際、決算発表がさらに遅延
2014.07.23 13:45
中大国際（00909.HK）は22日、2013年6月中間決算と2013年12月本決算の発表がさらに遅延する見通しを明らかにした。当初は2014年6月30日前としていたが、これを2014年8月31日前に先送りする。監査に時間を要するためと説明している。
停職中の徐連国・執行董事（前主席）と徐連寛・執行董事（前副主席）の徐兄弟が財務資料の提出を拒んでいる問題についても近況を明らかにした。
2013年に香港高等法院（高等裁判所）が徐兄弟に対し、財務資料を提出するよう命じたが、現在のところ実行されていない。また、徐兄弟の資産を差し押さえるため、香港高等法院から召喚状を取得。さらに徐兄弟に1億5000万元の弁済を求める簡易判決の請願書も提出した。だが、召喚状の取得や請願書の提出について、徐兄弟からの回答は得られていない。召喚状や請願書をめぐる法廷審問は2014年10月22日を予定している。
同社は徐兄弟をめぐる問題を受け、中国本土の子会社と関連会社を連結財務諸表から除外し、今後は自動車部品事業のうち、既存の国際貿易業務に注力する方針。最近では自動車メンテナンス設備の供給契約をめぐり交渉を行っていると説明している。
また、不動産事業のIT（情報技術）業務では、南米企業が中国本土で展開する通信付加価値サービスにサポート・マネジメントを提供することになる見込み。 2014年10－12月のサービス開始を目指しているという。
（同件につきましては、2014年3月3日付「決算発表スケジュールを公表」、2013年12月16日付「中国本土の企業を連結財務諸表から除外」、2012年11月2日付「売買再開の条件を香港証取が明示」、2012年3月7日付「前主席の横領容疑で公安当局が調査」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/07/22)
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