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寰亜伝媒、資本再編を計画
2020.11.09 11:28
寰亜伝媒（08075.HK）は6日、資本再編の計画を発表した。同社株10株を1株（額面0.1HKドル）とする株式併合を実施したうえで、親会社の豊徳麗控股（00571.HK）などを対象に債務の株式化を行う。豊徳麗控股はこれにより取得した寰亜伝媒の新株ついて、一部を寰亜伝媒の株主に割り当てるかたちで払い戻す。払い戻しの比率は保有株1株につき3株を予定。
さらに株式併合・債務株式化の完了後、寰亜伝媒は同社株3株につき新株1株を割り当てる株主割当増資（オープン・オファー）を行う。日本人を含む海外株主は、規制があるため払い戻し・増資に応じることができない。増資により調達する約1億5470万HKドルは運転資金などに充てる。また、株式併合にあわせて売買単位を現在の4000株から1万2000株に切り替える。
1株あたりの債務株式化、株主への払い戻し、株主割当増資の価格は0.16HKドルを予定し、2020年11月2日の終値0.19HKドル（株式併合による調整済み）を15.8％下回る。予定スケジュールによると、株式併合は2020年12月17日に発効し、同日から仮コードのみの取引に入る。その間の12月21日に払い戻しの権利落ちを迎える。2021年1月4日～22日はパラレルトレードとなり、その間の1月19日に株主割当増資の権利落ちを迎える。
今回の情報開示のため、寰亜伝媒と豊徳麗控股の株式は2020年11月3日に売買停止となったが、いずれも11月9日に取引を再開している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2020/11/06)
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