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利豊、非公開化を計画
2020.03.23 12:44
利豊(00494.HK)は20日、スキーム・オブ・アレンジメント方式による同社株の非公開化(上場廃止)を創業家・実質筆頭株主の馮国綸・主席ファミリーが提案したと発表した。シンガポールの物流施設大手であるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)をパートナーに迎え、共同で実施する。1株あたりの買取価格は1.25HKドルを予定し、同計画が発効した場合、利豊の株式は上場廃止後に消却される。利豊の厳しい経営・財務環境を受け、パートナーと共同で抜本的な事業改革が必要と買付サイドは説明。株価低迷を受け、直近時価を上回る価格での非公開化を提案したという。
買取価格の1.25HKドルは2020年3月20日の終値0.5HKドルを150%上回る水準。買付価格の引き上げはない。同計画の発効には裁判所会議・株主総会での承認などが必要となる。予定スケジュールはあらためて開示する。
なお、実際の公開買付は馮主席ファミリーが60%、GLPが40%出資している持ち株会社が担当。公告日時点で馮主席は利豊の株式33.23%を実質保有している(共同行為者の分も含む)。また、GLPには万科企業(02202.HK)が21.2%出資している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2020/03/20)
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