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【12月4日の中国本土市場】
2018.12.04 16:48
主要指数はいずれも小幅に続伸。上海市場はいずれも3日続伸し、上海総合指数が前日比0.42％高の2665.95ポイント、B株指数が0.30％高の285.17ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日続伸し、0.19％高の7953.72ポイント。B株指数が続伸し、0.45％高の879.70ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約22％減少し、概算で3302億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は34億5800万元、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は11億500万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
中国政府は人民元安阻止に向けて対応することを承諾したと、米国のムニューシン財務長官が発言。中国人民銀行（中央銀行）の易綱・行長は逆周期係数を通じた人民元レートのコントロールを強化すると表明した。さらに、年内の人民元安による1米ドル＝7元突破の可能性が下がったと大手紙が報道。人民元の基準値レートが大幅に上昇した。こうしたなか、昨日の大幅高の反動から上海総合指数は小安く寄り付いた。その後は前日終値を挟み一進一退。後場の中盤にプラスに転じると上げ幅を拡大し、小幅高で取引を終了した。上海と深セン市場はいずれも全体の7割近くの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.32％高だった。中小企業板指数は0.44％高、創業板指数は0.43％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が総じて軟調。中国人寿保険'A'（601628.SS）こそ0.04％高だったものの、太平洋保険'A'（601601.SS）が0.98％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.50％安、平安保険'A'（601318.SS）が0.15％安。二大石油株は中国石油天然気'A'（601857.SS）が前日比変わらずの一方、中国石油化工'A'（600028.SS）は0.66％安だった。
そのほかでは、ガス株が堅調。大衆公用事業'A'（600635.SS）が6.21％高、火炬燃気（603080.SS）が3.71％高、中天能源（600856.SS）が3.25％高、重慶燃気（600917.SS）が2.68％高。「滬倫通」（上海・ロンドンストック・コネクト）が12月14日から開始するとの観測を受け、証券株が底堅い。中信建投証券'A'（601066.SS）が5.03％高、華泰証券'A'（601688.SS）が2.61％高、中国銀河証券'A'（601881.SS）が1.40％高、中信証券'A'（600030.SS）が0.91％高。一方、不動産株が軟調。保利房地産（600048.SS）が3.20％安、栄盛地産（002146.SZ）が2.50％安、金地グループ（600383.SS）が2.48％安、万科企業'A'（000002.SZ）が2.33％安だった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の6割近くの銘柄が上昇した。（中国部・関）
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