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【11月6日の中国本土市場】
2018.11.06 16:57
主要指数はいずれも小幅に下落。上海市場は上海総合指数が続落し、前日比0.22%安の2659.35ポイント。B株指数が3日ぶりに反落し、0.05%安の277.84ポイントだった。深セン市場は続落。深セン成分指数が0.61%安の7791.24ポイント、B株指数が0.51%安の890.48ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約20%減少し、概算で3140億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも売り越しに転じ、売越額はそれぞれ5億4700万元、9億5300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米国の中間選挙を前に様子見ムードが広がり、上海総合指数は低く寄り付いた。その後は下げ幅を広げる展開。王岐山・副主席の米国と貿易問題について議論する準備があるとの発言もあり、後場に入ると買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。上海市場は全体の6割近くの銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.47%安だった。深セン市場の下落銘柄は6割あまりに上った。中小企業板指数は0.70%安、創業板指数は0.01%高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軟調。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.78%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.70%安、中国銀行'A'(601988.SS)が0.54%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.53%安。二大石油株は堅調。中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.72%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.47%高だった。
そのほかでは、上海自由貿易試験区への期待から地場銘柄が続伸。張江ハイテク(600895.SS)がストップ高、上海錦江国際実業投資'A'【売付のみ】(600650.SS)が7.92%高、浦東路橋建設(600284.SS)が7.01%高、上海金橋輸出加工区開発'A'【売付のみ】(600639.SS)が6.39%高だった。イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の設立の構想を受け、ベンチャーキャピタル関連銘柄も続伸。大衆公用事業'A'(600635.SS)、電広伝媒(000917.SZ)、九鼎投資(600053.SS)、華金資本【売付のみ】(000532.SZ)がいずれもストップ高だった。
一方、米アップル社が新型iPhoneの増産を中止したとの報道を受け、関連銘柄が弱い。立訊精密(002475.SZ)が4.55%安、欧菲科技(002456.SZ)が1.80%安だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割あまりの銘柄が下落した。(中国部・関)
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