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【11月5日の中国本土市場】
2018.11.05 16:55
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が5日ぶりに反落し、前営業日比0.41%安の2665.43ポイント。B株指数が続伸し、0.19%高の277.99ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が5日ぶりに反落し、0.36%安の7839.08ポイント。B株指数が4日ぶりに反落し、1.52%安の895.12ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約13%減少し、概算で3936億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億7800万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は5億900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米国のクドロー国家経済会議(NEC)委員長らが米中の貿易合意に否定的な見方を示し、ニューヨーク市場のダウ平均は反落。外部環境の悪化を受けて、上海総合指数は低く寄り付いた。中国国際輸入博覧会の開幕式で習近平・国家主席が、関税の引き下げ、上海自由貿易試験区の拡張、上海証券取引所にイノベーション型企業向け市場「科創板」を設立することなどを発表。これを受けて、前場の中盤にかけて下げ幅を縮めたが、その後は売りに押された。
後場に入ると買戻しが入り、終値では節目の2650ポイントを上回った。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇。大型株が軟調だったことで、上海総合指数も下落した。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.22%安だった。深セン市場の上昇銘柄は6割弱に上った。中小型株が堅調で、中小企業板指数は0.11%高、創業板指数は0.04%高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、銀行株が軟調。中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.67%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.41%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.29%安、中国銀行'A'(601988.SS)が0.80%安だった。保険株も弱く、太平洋保険'A'(601601.SS)が2.13%安、新華人寿保険'A'(601336.SS)が1.39%安、平安保険'A'(601318.SS)が1.14%安だった。
そのほかでは上海自由貿易試験区への期待から、地場銘柄が強い。張江ハイテク(600895.SS)、紫江企業(600210.SS)がストップ高。ガス株が堅調。金鴻控股(000669.SZ)、中天能源(600856.SS)がストップ高。太陽光エネルギーの補助金政策が延長される方針が示され、関連銘柄が大幅高。隆基シリコン(601012.SS)がストップ高、中環半導体(002129.SZ)が5.15%高。一方、酒造株が軟調。茅台酒(600519.SS)が4.01%安、宜賓五糧液(000858.SZ)が3.61%安、洋河酒廠(002304.SZ)が2.99%安だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の6割弱の銘柄が下落した。(中国部・関)
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