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【11月2日の中国本土市場】
2018.11.02 16:57
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が4日続伸し、前日比2.69％高の2676.47ポイント。B株指数が反発し、1.50％高の277.44ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日続伸し、3.96％高の7867.54ポイント。B株指数が3日続伸し、3.50％高の908.98ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約18％増加し、概算で4513億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は113億2200万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は65億7900万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
トランプ大統領と習近平・国家主席が電話で会談。今月末に直接会談する意向を確認し、貿易摩擦をめぐり当局間で協議を深めることでも一致した。貿易摩擦の解消期待を背景に、人民元レートが急騰。上海総合指数も高く寄り付いた。しかし、2650ポイント付近で上値が重く、前場は戻り売りに押される展開。昼すぎにトランプ大統領が中国との貿易合意の草案作成を指示したと報道されると、後場に入り上げ幅を拡大。2650ポイントを超え、高値引けした。
上海市場と深セン市場はいずれも全体の9割半の銘柄が上昇。大型株が堅調。上海市場の大型株で構成される上証50指数は3.35％高だった。中小企業板指数は3.48％高、創業板指数は4.81％高だった。「滬股通」と「深股通」を合わせた買越額が、昨日に続いて過去最高記録を更新した。売買代金は9日ぶりに4000億元を超えた。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が強い。新華人寿保険'A'（601336.SS）が6.27％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が5.45％高、平安保険'A'（601318.SS）が4.74％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が3.65％高だった。
そのほかでは、人民元高を受け、航空株が強い。吉祥航空（603885.SS）が9.84％高、中国東方航空'A'（600115.SS）が8.25％高、中国国際航空'A'（601111.SS）が7.13％高、中国南方航空'A'（600029.SS）が6.69％高。IT・ハイテク株も堅調。海康威視（002415.SZ）と大華技術（002236.SZ）がストップ高、吉比特網絡（603444.SS）が7.17％高、恒生電子（600570.SS）が6.32％高。酒造株は続伸。宜賓五糧液（000858.SZ）が8.13％高、洋河酒廠（002304.SZ）が6.83％高、茅台酒（600519.SS）が6.55％高。一方、一部の不動産株が軟調。保利房地産（600048.SS）が1.16％安、招商局蛇口【売付のみ】（001979.SZ）が1.05％安だった。
上海B株市場は上海緑庭投資（900919.SS）を除いて、すべて上昇。深センB株市場は全面高だった。（中国部・関）
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