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【10月26日の香港市場】

2018.10.26 17:49

 主要指数はいずれも4日続落。ハンセン指数は前日比1.10%安の2万4717.63ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.15%安の1万58.63ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約10%減少し、概算で956億3300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が9億1100万元の買い越し。深セン経由の買越額は3億3600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は企業業績を好感し、ダウ平均が4日ぶりに反発。ハイテク株も買い戻され、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。外部環境の好転を受け、香港市場の主要指数は小高く寄り付いたものの、その後はマイナス圏で推移。前場にかけて下げ幅を広げ、中国企業指数は1万ポイントの大台を割る場面もあった。後場はやや下げ幅を縮めたものの、低調な値動きに終始した。中国企業指数は終値での大台割れを回避した。

 米中通商摩擦をめぐる警戒感が強まった。中国が外国企業に技術移転を強制する問題について具体案が示されなければ、交渉に応じないという米国の姿勢が報道され、投資家心理が悪化した。こうしたなかで週末を迎え、手控えムードが強かった。本土マネーの動きも低調。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約8%にとどまった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、舜宇光学科技(02382.HK)が11.11%安となり、3日連続で下落率1位。競争激化による製品価格の下落を予想するアナリストが、投資判断と目標株価を大幅に引き下げ、これが売り材料となった。類似企業の瑞声科技(02018.HK)は4.74%安で、下落率3位だった。中国人寿保険(02628.HK)は下落率2位の6.66%安。25.93%減益の18年1-9月期決算を受け、目標株価の下方修正が相次いだことを嫌気した。

 時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は3.34%安。人気ゲーム「王者栄耀」の実名登録制が昨日から北京で始まったことや、低俗・わいせつな情報を流すSNSアプリ「微信」(ウィチャット)のアカウントを整理するよう当局に命じられたことなどが、投資家心理の悪化につながったもようだ。幅広い銘柄が売られるなか、本土系の不動産株や石油株の一角が堅調だった。(中国部・千原)
 
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