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【10月26日の中国本土市場】
2018.10.26 16:55
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が3日ぶりに反落し、前日比0.19％安の2598.84ポイント。B株指数が反発し、0.26％高の270.44ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日続落し、0.32％安の7504.71ポイント。B株指数が3日続伸し、0.58％高の887.50ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約3％減少し、概算で2826億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は8億900万元の売り越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の売越額は7億5100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場のダウ平均が反発。上海総合指数も小高く寄り付いた。その後は前日終値を挟み一進一退。こうしたなか、人民元レートの基準値が下落。中国が技術の強制移転などの問題について解決策を出さない限り、米国は交渉をしないとの情報が流れ、米中貿易摩擦への懸念も加わり、前場終了間際に下落に転じた。その後は安値圏で推移。引けにかけて買い戻されたが、小幅安で取引を終了。3日ぶりに終値で2600ポイントを割った。上海市場は全体の6割半の銘柄が上昇したものの、大型株が重荷となった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.65％安だった。深セン市場の上昇銘柄も6割弱に上ったが、大型株が足を引っ張った。中小企業板指数は0.12％安、創業板指数は0.81％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が軟調。中国人寿保険'A'（601628.SS）が3.51％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が3.25％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.92％安、平安保険'A'（601318.SS）が1.68％安。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が0.96％高だった一方、中国石油天然気'A'（601857.SS）は0.36％安。
そのほかでは、住宅購入制限が撤廃されるとの憶測は否定されたものの、不動産に関する規制が緩和されるとの思惑がくすぶり、関連銘柄が続伸。華業資本（600240.SS）がストップ高、金科地産（000656.SZ）が4.52％高、栄盛地産（002146.SZ）が3.32％高、華夏幸福基業（600340.SS）が2.78％高。一方、酒造株が続落。洋河酒廠（002304.SZ）が5.13％安、瀘州老窖（000568.SZ）が2.76％安、茅台酒（600519.SS）が1.43％安。食料品株も弱く、海天調味食品（603288.SS）が6.12％安、フウ陵搾菜（002507.SZ）が4.43％安、伊利実業 （600887.SS）が2.68％安だった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の7割の銘柄が上昇した。（中国部・関）
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