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【10月25日の香港市場】
2018.10.25 17:57
主要指数はいずれも3日続落。ハンセン指数は前日比1.01%安の2万4994.46ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.48%安の1万176.56ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約16%増加し、概算で1060億8000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が11億3200万元の買い越し。深セン経由は買い越しに転じ、買越額は1億7100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅に3日続落し、今年に入ってからの上げ幅をすべて失った。建機大手の決算から、米中貿易摩擦が世界の経済活動を停滞させることへの懸念が強まった。半導体株も大手企業が発表した需要見通しが慎重だったことから、売りに押される展開となった。ナスダック総合株価指数も急落し、約5カ月半ぶりの安値を付けた。
外部環境の悪化を背景に、ハンセン指数は節目の2万5000ポイントを割り込んで寄り付いた。中国企業指数は朝方の時間帯に1万ポイントの大台を割った。こうしたなか、大幅安で始まった上海総合指数が徐々に下げ幅を縮め、最終的に上げに転じた。これを追い風に香港市場でも本土系の銘柄が買われた。中国企業指数は下落したものの、上昇した構成銘柄の方が多く、終値での1万ポイント割れを回避。ハンセン指数の終値は昨年5月9日以来の2万5000ポイント割れとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、舜宇光学科技(02382.HK)が7.70%安となり、2日連続で下落率1位。競合の欧菲科技(002456.SZ)が車載用レンズ市場に進出するとの情報が、引き続き悪材料視された。米国でハイテク株が売られたことを受け、瑞声科技(02018.HK)が下落率2位の7.45%安。サンズチャイナ(01928.HK)はカジノホテル改装などがコスト増につながったことを受け、アナリストが目標株価を引き下げたことを嫌気し、下落率3位の4.39%安だった。昨日に続いて石油株が売られ、中国海洋石油(00883.HK)が2.94%安、中国石油天然気(00857.HK)が2.75%安となり、下落率4~5位。時価総額のテンセント(00700.HK)は2.46%安で、ハンセン指数や中国企業指数の重荷となった。
一方、本土系不動産株が堅調で、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率1位の4.37%高、華潤置地(01109.HK)が1.36%高、中国海外発展(00688.HK)が0.84%高。北京市や広州市などで一部の銀行が住宅ローン金利を引き下げたと伝わり、これを好感した。(中国部・千原)
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