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【10月23日の中国本土市場】
2018.10.23 17:02
主要指数はいずれも3日ぶりに反落。上海市場は上海総合指数が前日比2.26％安の2594.82ポイント、B株指数が1.48％安の269.94ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が2.24％安の7574.98ポイント、B株指数が1.81％安の875.81ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約15％減少し、概算で3576億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は2億9500万元の買い越しに転じた。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は5億3400万元の売り越しに転じた（注文ベース：買注文と売約定の差）。
人民元レートの基準値が下落し、上海総合指数は低く寄り付いた。もっとも、中国人民銀行（中央銀行）が公開市場操作で1200億元の資金供給を実施。さらに民営企業の資金調達を支援するため、中国人民銀行から銀行への再割引融資枠を1500億元追加するとの報道を背景に、序盤でプラスに転じる場面もあったが、その後は売りに押される展開。後場に入ると下げ幅を広げ、節目の2600ポイントを割って取引を終了した。上海市場は全体の8割の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は2.96％安だった。深セン市場の下落銘柄は7割半に上った。中小企業板指数は1.90％安、創業板指数は1.74％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、二大石油株の中国石油化工'A'（600028.SS）が3.25％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.06％安だった。保険株も軟調で、平安保険'A'（601318.SS）が3.56％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が2.87％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.80％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.90％安だった。
そのほかでは担保株式の強制売却リスクの解消に向け、11社の証券会社が中心となり1000億元規模のファンドを組成すると伝わり、証券株が底堅い。興業証券（601377.SS）が7.46％高、中信建投証券'A'（601066.SS）が7.32％高、中原証券'A'（601375.SS）が4.68％高、東方証券'A'（600958.SS）が1.56％高。産金株が堅調。赤峰黄金（600988.SS）が3.43％高、山東黄金'A'（600547.SS）が3.34％高。酒・たばこへの規制が強化されると伝わり、酒造株が弱い。洋河酒廠（002304.SZ）が9.61％安、安徽口子酒業（603589.SS）が8.16％安、茅台酒（600519.SS）が7.39％安。
上海B株市場は全体の8割弱の銘柄が下落。深センB株市場は全体の8割の銘柄が下落した。（中国部・関）
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