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【10月22日の中国本土市場】
2018.10.22 17:08
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比4.09％高の2654.87ポイント、B株指数が4.68％高の274.01ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4.88％高の7748.82ポイント、B株指数が4.13％高の892.03ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約47％増加し、概算で4220億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は8億1600万元の売り越しに転じた。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は3億4100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。 売買代金が4000億元を超えるのは7月24日以来、約3カ月ぶり。
先週金曜日に劉鶴・副首相をはじめとする経済・金融当局者が株価対策に言及したが、習近平・国家主席も民営企業の発展を支援する方針を示すなど、政府要人からの発言が相次いだ。さらに、中国人民銀行（中央銀行）傘下の「金融時報」がA株市場に新しい春が来るという記事を掲載。政策期待を背景に、上海総合指数は小高く寄り付いた。その後は一本調子で上昇。後場は利益確定の売りにやや押されたが、節目の2600ポイントを回復して取引を終了した。上海市場はほぼ全面高。上海市場の大型株で構成される上証50指数は3.83％高。深セン市場の上昇銘柄は9割半に上った。中小企業板指数は4.89％高、創業板指数は5.20％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が3.00％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が2.73％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が2.63％高、中国銀行'A'（601988.SS）が2.49％高だった。保険株も強く、中国人寿保険'A'（601628.SS）が7.11％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が4.85％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が4.00％高、平安保険'A'（601318.SS）が3.52％高だった。
そのほかでは、証券会社と地方政府が政策支援を受けて担保株式の強制売却リスク軽減に動くとの見方から証券株が強い。中信証券'A'（600030.SS）、東方証券'A'（600958.SS）、華泰証券'A'（601688.SS）、浙商証券（601878.SS）がストップ高。減税政策が来年1月1日から実施されると伝わり、ホテル・旅行株も堅調。上海錦江国際酒店発展'A'（600754.SS）がストップ高、北京首旅ホテル（600258.SS）が9.82％高、中国国旅（601888.SS）が8.44％高。ハイテク株も強い。科大訊飛（002230.SZ）がストップ高、中興通訊'A'（000063.SZ）が7.36％高。一方で、財務諸表の真実性への疑念が報じられている 康美薬業（600518.SS）が3.29％安。
上海B株市場は丹化化工（900921.SS）のみ下落。深センB株市場は全面高だった。（中国部・関）
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