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【10月18日の中国本土市場】
2018.10.18 16:50
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比2.93％安の2486.41ポイント、B株指数が2.63％安の255.66ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が2.41％安の7187.48ポイント、B株指数が1.98％安の843.02ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約7％減少し、概算で2397億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は7億5500万元の売り越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は2億8300万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米国は為替報告書で中国を為替操作国に指定することを見送った。しかし、米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨に政策金利の引き上げに積極的な意見が含まれていたことを受け、人民元レートの基準値が下落。17年1月15日以来の安値をつけた。人民元安を背景に、上海総合指数は低く寄り付いた。その後は下げ幅を広げ、約3年11カ月ぶりに2500ポイントを割り込んで取引を終了した。上海市場は全体の9割の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は2.47％安だった。深セン市場の下落銘柄は9割近くに上った。中小企業板指数は2.77％安、創業板指数は2.17％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、四大国有銀行株は中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.46％安、中国農業銀行'A'（601288.SS）が2.38％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.47％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.56％安だった。国際原油価格の下落を受け、石油株が弱い。二大石油株は中国石油天然気'A'（601857.SS）が7.92％安、中国石油化工'A'（600028.SS）が4.01％安。
そのほかでは、香港とマカオ、広東省珠海市を結ぶ海上橋「港珠澳大橋」の開通式が23日に行われると伝わり、粤港澳大湾区（ビッグベイエリア）の関連株が強い。深セン赤湾港航'A'（000022.SZ）が5.84％高、深セン物業発展'A'（000011.SZ）が0.83％高、深セン特力集団'A'（000025.SZ）が2.47％高、塩田港（000088.SZ）が1.23％高。ソフトウェア株も底堅い。東華軟件（002065.SZ）が1.37％高、中国ソフト（600536.SS）が1.63％高、用友ネット（600588.SS）が0.61％高。建設株が弱い。中国交通建設'A'（601800.SS）が7.37％安、中国鉄建'A'（601186.SS）が6.25％安、中鉄工業（600528.SS）が4.69％安、中国中鉄'A'（601390.SS）が4.03％安だった。
上海B株市場は1銘柄を除いて全て下落。深センB株市場は深セン特力集団（200025.SZ）のみ上昇した。（中国部・関）
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