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【10月16日の中国本土市場】
2018.10.16 16:58
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.84%安の2546.32ポイント、B株指数が3.41%安の260.77ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.95%安の7298.97ポイント、B株指数が3.65%安の859.27ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約1%減少し、概算で2361億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は重陽節にともない本日から停止。再開は10月18日を予定している。
人民元レートの基準値が11日ぶりに反発。今朝発表された物価統計は概ね市場予想通りで、大きな材料のなかった上海総合指数は小安く寄り付いた。前場の中盤に2600ポイントに迫る場面もあったが、積極的な買いは続かず、その後は前日終値を挟み一進一退。後場の中盤で下げ幅を広げ、安値圏で取引を終了。年初来安値を更新した。上海市場は全体の8割あまりの銘柄が下落。もっとも、大型株が堅調だったことで、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.12%高だった。深セン市場の下落銘柄は8割に上った。中小企業板指数は2.02%安、創業板指数は2.68%安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.08%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.73%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.36%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.28%高。二大石油株も強く、中国石油化工'A'(600028.SS)は1.08%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.01%高だった。
そのほかでは、「滬倫通」(上海・ロンドン・ストック・コネクト)の試験運用が今週月曜日から行われ、10月27日から正式な申請の受付が始まると報道され、証券株が堅調。光大証券'A'(601788.SS)が1.02%高、中国銀河証券'A'(601881.SS)が0.68%高、方正証券(601901.SS)が0.22%高。軍民融合を推し進める方針が打ち出され、軍事株も底堅い。船舶重工(601989.SS)が0.50%高、中船防務'A'(600685.SS)が0.43%高。ソフトウェア株が弱い。東華軟件(002065.SZ)がストップ安、用友ネット(600588.SS)が5.55%安、華勝天成(600410.SS)が3.83%安、太極計算機(002368.SZ)が3.56%安だった。
上海B株市場は全体の9割あまりの銘柄が下落。深センB株市場は富奥汽車(200030.SZ)のみ上昇した。(中国部・関)
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