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【10月15日の中国本土市場】
2018.10.15 16:57
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比1.48％安の2568.09ポイント、B株指数が0.92％安の269.99ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.50％安の7444.48ポイント、B株指数が1.78％安の891.84ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約23％減少し、概算で2387億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は13億1000万元の売り越しに転じた。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は3億2800万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
本日から預金準備率が引き下げられ、人民元の基準値が10日続落すると、上海総合指数は低く寄り付いた。前場の中盤にプラスに転じる場面も見られたが、すぐに下げに転じた。その後は下げ幅を広げ、本日の安値付近で取引を終了。再び節目の2600ポイントを割った。上海市場は全体の8割の銘柄が下落。上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.29％安だった。深セン市場の下落銘柄は7割近くに上った。中小企業板指数は1.11％安、創業板指数は1.43％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軟調。四大国有銀行株は中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.80％安、中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.73％安、中国銀行'A'（601988.SS）が1.40％安、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.06％安。保険株も弱く、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.79％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.54％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.14％安、平安保険'A'（601318.SS）が1.04％安だった。
そのほかでは、深セン市政府が上場企業の債権や株式を買い支えるために数百億元を用意したと伝わり、深セン地場株が強い。北訊集団（002359.SZ）と同興達科技【売付のみ】（002845.SZ）がストップ高、科陸電子（002121.SZ）が3.22％高。海南省で自由貿易区の開発が進展するとの期待から海南省の地場系株も堅調。海峡航運（002320.SZ）が4.37％高、羅牛山（000735.SZ）が2.37％高。9月の中国の自動車販売台数が前年同月比12％減だったことから、自動車株が弱い。長城汽車'A'（601633.SS）が9.39％安、重慶長安汽車'A'（000625.SZ）が7.70％安、上海汽車（600104.SS）が4.89％安だった。
上海B株市場は全体の8割の銘柄が下落。深センB株市場は全体の8割近くの銘柄が下落した。（中国部・関）
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