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ブリリアンスチャイナ、BMW合弁会社の出資持分を譲渡
2018.10.12 10:13
ブリリアンスチャイナ(01114.HK)は11日、BMWブランド車を製造販売する折半出資合弁会社の華晨宝馬汽車有限公司(華晨宝馬)について、出資持分の25%を合弁パートナーのBMWに譲渡すると発表した。譲渡は2022年までに実施する予定で、完了すれば華晨宝馬に対する出資比率はブリリアンスチャイナが25%、BMWが75%となる。これにともない、華晨宝馬の合弁期限は、現在の2028年から2040年に延長されるという。
譲渡が完了すれば、華晨宝馬はブリリアンスチャイナの共同支配企業ではなくなり、関連会社となる。これは収益力にマイナスと予想されるが、中国の高級車市場の持続的成長や華晨宝馬の投資計画などを背景に、悪影響は軽減されると、ブリリアンスチャイナは見込んでいる。合弁期限が延長されたことから、長期的な利益貢献が予想されると説明している。
華晨宝馬の出資持分25%の譲渡価格は290億元(調整の可能性あり)で、すべて現金で受け取る予定。譲渡が完了すれば売却益を計上する見通し。今回の譲渡で取得する現金の用途として、特別配当も考慮していると表明している。
今回の合弁契約の変更を受け、華晨宝馬は既存工場の拡張と新工場の建設を計画しており、遼寧省瀋陽市政府が金融面などで支援する。乗用車の生産能力を年間100万台規模に引き上げ、「BMW X5」などを生産するという。
なお、華晨宝馬の2017年12月本決算(中国会計基準)の税引き後利益は、前年比29.35%増の100億9830万元だった。
中国政府は2018年4月に自動車製造の合弁会社に対する出資規制を緩和。外資による50%を超える出資を認め、2022年に中国の乗用車市場を対外開放する方針も明らかにした。この政策を受け、BMWは華晨宝馬の出資持分25%を買収する意向をブリリアンスチャイナに示していた。
今回の情報開示のため、同社株は2018年10月11日に売買停止となったが、2018年10月12日に取引を再開する予定。
【出所】香港証取サイト上の公告(2018/10/11)
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