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森美控股、筆頭株主が保有株売却で契約

2018.10.11 09:57

 森美控股(00756.HK)は11日、実質筆頭株主の辛克・主席が、6億298万145株に上る保有株(発行済み株数の約44.74%)を実業家の呉紹豪氏に売却することで契約したと発表した。売却価格は総額1億2059万6029HKドル、1株あたり0.2HKドル。取引が完了すれば、呉氏は未保有の森美控股の株式について、マンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。

 新たな筆頭株主となる見込みの呉氏は51歳で、中国本土の不動産開発事業で18年を超える経験を有している。卸売市場の上海電子商城の経営も手がけている。呉氏は森美控股の主力事業と上場を継続する方針を示している。董事会(取締役会)のメンバーは入れ替えるという。

 マンダトリー・オファーの提示価格は1株あたり0.2HKドルの見通しで、2018年9月28日の終値0.33HKドルを約39.39%下回る。公開買付が発効するには、呉氏が議決権ベースで50%を超える株式を掌握する必要がある。

 今回の情報開示のため、同社株は2018年9月28日12時(日本時間)に売買停止となったが、2018年10月11日に取引を再開する予定。
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2018/10/11)

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