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【10月9日の香港市場】

2018.10.09 17:58

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は6日続落し、前日比0.11%安の2万6172.91ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は4日ぶりに反発し、0.26%高の1万420.62ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約12%減少し、概算で853億6600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が11億5400万元の買い越し。深セン経由の買越額は6億9500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数は3日続落した。本日の香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付き、朝方は下げたものの、その後は概ね堅調に推移。中国企業指数はエネルギー株などに支えられ、4日ぶりに反発したが、ハンセン指数はハイテク株が重荷となり、終盤で下げに転じた。米中通商摩擦を背景に、国際通貨基金(IMF)が2年ぶりに世界経済の成長率予測を下方修正し、投資家心理が悪化。米ドルに連動した香港ドル金利の上昇も警戒され、手控えムードが広がった。

 ハンセン指数は上昇した構成銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が下落率3位の1.73%安に沈んだことなどが重荷となった。下落率1位は吉利汽車(00175.HK)の5.23%安。9月の販売台数は前年同月比で約14%増だったものの、伸び率が8月に比べ大幅に鈍化しており、アナリストがネガティブな見方を示したことが売り材料となった。

 人民元安にともなう輸入コストの増加を懸念し、内需関連株も軟調。原料の輸入依存率が高い恒安国際(01044.HK)が、下落率2位の3.19%安だった。碧桂園控股(02007.HK)は販売不振への警戒感を背景に、1.32%安だった。

 一方、中国本土の原油先物相場の上昇を好感し、本土系エネルギー株が堅調。神華能源(01088.HK)が上昇率1位の2.20%高だったほか、中国海洋石油(00883.HK)はアナリストが投資判断を引き上げたこともあり、同3位の2.08%高だった。中国石油天然気(00857.HK)は1.63%高。このほか、香港系不動産株などが堅調だった。(中国部・千原)
 
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