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【10月9日の中国本土市場】
2018.10.09 16:59
主要指数はまちまちだった。上海市場は反発し、上海総合指数が前日比0.16％高の2721.01ポイント、B株指数が0.48％高の284.81ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.17％安の8046.38ポイント。B株指数は反発し、0.12％高の949.93ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約20％減少し、概算で2318億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は22億2700万元の売り越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の売越額は6億8800万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
国慶節連休中の海外市場の下落や9月の製造業PMIの低下を受け、8日の中国本土市場は大きく下落。中国人民銀行（中央銀行）が7日、預金準備率を15日から引き下げると発表したものの、人民元安が進んだことが新たな米中対立の火種となった。本日も人民元の基準値が約1年5カ月ぶりの安値をつけると、上海総合指数は低く寄り付いた。ただ、昨日大きく売られた反動から押し目買いが入り、その後は前日終値を挟み一進一退。節目の2700ポイントを守り、小幅高で取引を終了した。上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.19％高だった。深セン市場の上昇銘柄は6割近くに上った。中小企業板指数は0.18％安、創業板指数は0.57％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、国内の原油先物相場の上昇を受け、石油株が堅調。中国石油天然気'A'（601857.SS）が4.41％高、海洋石油工程（600583.SS）が2.85％高、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.60％高。時価総額の大きな銀行株は軟調。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.05％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.82％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.53％安、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.43％安だった。
そのほかでは、上海汽車（600104.SS）が昨日、キャデラックやシボレーなど米ゼネラル・モーターズ（GM）ブランドの車330万台あまりをリコールすると発表し、急落したが、本日は0.13％高。ソフトウェア株が弱く、広聯達科技（002410.SZ）は9.19％安、航天信息（600271.SS）は4.68％安、中国ソフト（600536.SS）は4.45％安だった。
上海B株市場は全体の4割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は全体の4割あまりの銘柄が下落した。（中国部・関）
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