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【10月5日の香港市場】

2018.10.05 17:58

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は4日続落し、前日比0.19%安の2万6572.57ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は続落し、0.16%安の1万530.32ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4%減少し、概算で768億2600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は国慶節連休にともない停止。再開は10月8日を予定している。

 ニューヨーク市場は米長期金利の上昇を嫌気し、ダウ平均が6日ぶりに反落。米雇用統計の発表を控え、利益確定売りの動きも広がった。米国の企業や政府機関が使用するコンピューター機器に、中国の情報機関がハッキング可能なICチップを搭載させていると、雑誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」が報道。こうした企業のイントラネットに中国の情報機関が秘密裏にアクセス可能となっているという。この報道を受け、ハイテク株が売られ、ナスダック総合株価指数は大きく反落した。

 こうした機器を使用していると報じられたスーパーマイクロ、アップル、アマゾン・ドット・コムなどは、報道内容を否定。だが、このほかにも米中関係を悪化させるような情報が流れた。米国のペンス副大統領は中国政府が米国中間選挙に干渉していると非難。また、グーグルを運営するアルファベットが開発中のドラゴンフライというアプリケーションが、中国のネット検閲能力を強化することになるとして、手を引くように促した。

 米ドルに連動した香港ドル金利の上昇が警戒されるなか、米中関係の一層の悪化が懸念され、香港の主要指数は低く寄り付いた。前場の序盤で上げに転じる場面もあったが、概ねマイナス圏で推移。雑誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」の報道を受け、聯想集団(00992.HK)が15.10%安で取引を終了するなど、ハイテクハードウエアの関連銘柄の下げが目立った。

 ハンセン指数の構成銘柄でも、ハイテクハードウエア関連が大幅安。舜宇光学科技(02382.HK)が2.50%安となり、2日連続で下落率1位。瑞声科技(02018.HK)は同2位の2.18%安だった。時価総額の大きなIT(情報技術)企業のテンセント(00700.HK)も売られ、1.10%安だった。このほか本土系の石油株や銀行株の下げも目立った。

 こうしたなか、本土系不動産株が堅調。碧桂園控股(02007.HK)が1.25%高、中国海外発展(00688.HK)が1.07%高、華潤置地(01109.HK)が0.58%高。ここ数日にわたり軟調だった吉利汽車(00175.HK)は反発し、本日は1.12%高だった。(中国部・千原)
 
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