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【10月3日の香港市場】
2018.10.03 18:00
主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続落し、前日比0.12%安の2万7091.26ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は反発し、0.29%高の1万786.17ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ26%減少し、概算で674億5200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は国慶節連休にともない停止。再開は10月8日を予定している。
ニューヨーク市場はダウ平均が4日続伸し、過去最高値を更新。北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉で米国とカナダが合意したことを受け、トランプ大統領が主な貿易相手国に対する強硬姿勢を緩めることへの期待感が広がった。その一方で米中関係をめぐっては、いくつかの悪材料が伝わった。
新疆ウイグル自治区のイスラム教に対する人権侵害を理由に、米国が中国に対するハイテク製品の輸出規制を検討していると外電が報道。NAFTA交渉についても、カナダやメキシコが中国と貿易交渉することに制限を加えることを協議しているとのニュースが流れた。中国の孤立化を警戒する見方が強まった。
好悪まちまちの材料が出るなか、本日の香港市場は主要指数が低く寄り付いた。いずれの指数も上げに転じ、前場の中盤で本日の高値を付け、再び下げに沈んで前引け。後場はハンセン指数がマイナス圏での小動きとなった一方、中国企業指数は概ね小幅高で推移した。「港股通」が停止している影響で商いは薄く、メインボードの売買代金は5日ぶりに700億HKドルを下回った。
ハンセン指数は値上がりした構成銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きなAIA(01299.HK)が米長期金利の低下を嫌気して下落率1位の2.59%安となり、重荷となった。昨日の下落率3位だった吉利汽車(00175.HK)は続落し、本日は0.66%安。自動車市場の全体的な値引き率拡大が、引き続き嫌気された。
テンセント(00700.HK)は0.31%安。音楽配信子会社が米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の申請書類を提出したが、材料視されなかった。
一方、マカオのカジノ株が反発し、サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率3位の2.64%高だったほか、銀河娯楽(00027.HK)が1.47%高。国慶節連休の10月1~2日にマカオを訪れた旅行者が前年同期比で14.3%増加し、うち本土からの旅行者は27.2%増だったと伝わり、これを好感したもようだ。カジノ株はすでに先行き不透明感を織り込んでいるとアナリストが指摘したことも、買い材料視された。
中国石油天然気(00857.HK)は2.05%高。冬場のガス価格の上昇が業績の追い風になるとアナリストが予想し、目標株価を引き上げたことが手がかりとなった。(中国部・千原)
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