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【8月7日の中国本土市場】
2018.08.07 17:05
主要指数はいずれも急反発。上海市場はそろって5営業日ぶりに上昇し、上海総合指数が前日比2.74%高の2779.37ポイント、B株指数が1.99%高の286.20ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が10営業日ぶりの反発で、2.98%高の8674.02ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、1.42%高の1024.02ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約9%増加し、概算で3167億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は21億4100万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は10億8000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
本日の上海、深セン成分の両指数は朝方こそ弱かったが、前引けにかけて上げ幅を広げると、後場で一本調子に上昇。上海総合指数の上昇率は約2年ぶりの大きさで、2700ポイント台後半まで戻した。両市場は全面高の様相で、値上がり数は3300を超えた。投資・銀行貸出の安定的な増加に向け、当局が新たな政策を発表するとの観測が流れた。足元の株安で割安感が広がるなか、景気対策への期待感を背景に幅広いセクターに押し目買いが入った。
米国政府の対イラン制裁再開を受けて原油高の観測が強まると、中国国内の商品相場が大きく反発。雲南銅業(000878.SZ)が7.89%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が4.64%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が4.47%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が4.30%高、神華能源'A'(601088.SS)が4.19%高など、石油・石炭・鉄鋼・非鉄を含む資源・素材関連の銘柄が切り返した。今年の中国の鉄道固定資産投資が8000億元を超える見通しと伝わり、インフラ建設の関連銘柄が上昇。中国鉄建'A'(601186.SS)がストップ高、中国交通建設'A'(601800.SS)が9.92%高、中鉄工業(600528.SS)が8.48%高、中国中車'A'(601766.SS)が8.04%高、中国電建(601669.SS)が7.46%高など、幅広く物色された。
また、国産ワクチン不正問題で大きく調整してきた医薬セクターだが、地合い改善を受けて一部銘柄に押し目買いが入った。片仔コウ薬業(600436.SS)が5.33%高、広州白雲山医薬'A'(600332.SS)が4.39%高、上海医薬'A'(601607.SS)が2.97%高。
一方で重電大手の上海電気'A'(601727.SS)が約2カ月ぶりに取引を再開し、ストップ安に沈んだ。買収計画の失敗が失望売りにつながった。
なお、B株市場はA株に連れ高し、ほぼ全面高で取引を終了。値下がりはわずか3銘柄だけだった。(中国部・畦田)
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