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【8月6日の香港市場】
2018.08.06 17:52
主要指数はそろって6日ぶりに反発。ハンセン指数は前営業日比0.51%高の2万7819.56ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.07%高の1万701.96ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約3%減少し、概算で855億6200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は4億2500万元。深セン経由は売り越しが続き、売越額は8億9500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。外部環境の好転を背景に、週明けの香港市場は主要指数が高く寄り付いた。こうしたなか、上海総合指数が前場の中盤から軟調に推移。香港市場でも本土系の銘柄を中心に売りが広がった。ハンセン指数は上げ幅を縮めたものの、香港系銘柄が買われたことで、堅調に推移。中国企業指数は後場の中盤から前日終値を挟んで一進一退となり、小幅高で引けた。
ハンセン指数の構成銘柄では、長江和記(00001.HK)が上昇率1位の3.39%高。先ごろ発表した18年6月中間決算について、厳しい経営環境のなかで事業分布の多様化がリスク低減に貢献したと指摘するアナリストが、ポジティブな評価を表明したことを好感した。上昇率2位は中電控股(00002.HK)の2.50%高。本日発表した18年6月中間決算が好調だったことを評価する見方が多く、これが材料視された。同業の電能実業(00006.HK)がこれに連れ高し、1.35%高だった。
恒生銀行(00011.HK)は18年6月中間決算の純利益が大方の予想を上回ったことを受け、1.58%高。同じ香港地場系の銀行株も買われ、中銀香港(02388.HK)が1.62%高、東亜銀行(00023.HK)が0.99%高だった。
時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は0.91%高となり、中国企業指数の上昇にも寄与。中国でのクラウド事業で米グーグルと提携すると外電が報道したほか、8月のモバイルゲームが好調とアナリストが評価したこともあり、続伸した。そのほかでは、本土系石油株などが上昇した。(中国部・千原)
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